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『緊急事態宣言』(きんきゅうじたいせんげん)は、2020年8月28日からAmazon Prime Videoで配信された全5作品で構成されたオムニバス映画[1]。中野量太、園子温、非同期テック部(ムロツヨシ、真鍋大度、上田誠)、三木聡、真利子哲也が監督を務め、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行に伴い発令された緊急事態宣言とともに発生した生活の変化をそれぞれの視点から見て、作品を制作した[1]。
新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により離れ離れに暮らす家族が「家族の誕生日には全員で祝うこと」のルールにのっとり、オンラインでそれぞれの居住地に集まった。父親は午後8時に帰宅予定だという。しかし、このオンラインでの集まりは毎年の恒例行事とは事を異にするものであった。
COVID-19が収束してから現れた凶暴なウイルスにより、日本は更に厳しい自粛生活を余儀なくされていた。COVID-19発生時には2メートルのソーシャルディスタンスを保つ必要があったのだが、COVID-19より更に凶暴なウイルスでは50メートル以上のソーシャルディスタンスを保たなければならなかった。音巳は生まれてこのかた一度も外に出たことがない。そんな中、ある日外から奇妙な音がするのを耳にした音巳は生まれて初めて外に出てみる。
俳優のムロツヨシは念願だった柴咲コウとの恋愛ドラマの撮影に臨んでいた。しかし、どうもムロの様子がいつもと違うことに気づいた柴咲は心配してムロに声をかけてみる。そんな時にふいに扉が開き、そこから思いもよらぬ人物が姿を見せた。
COVID-19の第2波が発生する少し前、不倫を起こして仕事を失ってしまった女優の鈴音に何とも不思議なメールが届く。メールの指示に従い、新作映画の主演オーディションを受けて見事に主役の座を射止めた鈴音はリモートで監督からの演技指導を受けることになった。
2020年5月。世界各国ではCOVID-19により緊急事態宣言が出され、人々はそれぞれに自粛生活を送っていた。たとえ環境や状況が異なろうとも同じ地球という星に住む者同士は日本時間の午後7時にも思い思いの生活を送っていた。
※ 出典:[1]
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