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福島のぶひろの、どうぞお構いなく。(ふくしまのぶひろの、どうぞおかまいなく。)は、MBSラジオ(毎日放送)が関西ローカルで放送していた同局アナウンサー・福島暢啓(ふくしま のぶひろ)の冠番組である。
2015年10月5日から『MBSマンデー(サンデー)スペシャル』内で通算11回放送された後に、2016年4月1日から2020年3月20日まで毎週金曜日の25時台(土曜日の1時台)にレギュラー番組として編成。福島の趣味の一つである昭和歌謡や、リスナーからのリクエスト曲も随時放送することから、編成上は「MMZ(MBS-FM MUSIC ZONE)906!」→ 「+MUSIC 906!」(MBSラジオが月 - 土曜日の深夜に放送する音楽系番組のレーベル)内の番組と位置付けられていた。
2018年4月6日以降の放送時間は、基本として金曜日の25:10 - 26:00(JST)。ただし、『小籔×笑い飯の「土020」』(同年4月13日から月に1回のペースで金曜日の24:20 - 26:00に生放送)を編成する週には休止していた。
福島がメインパーソナリティを務めていたMBSラジオの番組(『福島暢啓の昭和歌謡でしょ!』『福島暢啓 歌の朝市』)の流れを汲みながら、リスナーが参加できる企画や福島による全編ロケ企画など、多彩な内容を盛り込んだ番組。福島が単独で進行していた『歌の朝市』(2014年4月5日から2016年3月26日まで毎週土曜日の5:00 - 5:15に放送)から一転して、よふかしイエロー信宗(よふかし - のぶそう:松竹芸能所属のお笑いコンビ・よふかしイエローのメンバー)が準レギュラーとして出演していた。
「どうぞお構いなく。」という番組タイトルは、福島とスタッフの合議によって決定。福島の希望で「ワシントン広場の夜はふけて」を番組の冒頭に使用した一方で、キダ・タローが特別に提供した楽曲をジングルに使用していた。また、福島が普段から興味や疑問を持っている物事を、番組の企画に反映させていたという[1]。
2015年度の日本プロ野球(NPB)オフシーズン(2015年10月5日 - 2016年3月7日)に、『MBSマンデースペシャル』(または『MBSサンデースペシャル』)枠の特別番組として、おおむね月に2回のペースで放送。『歌の朝市』の終了を機に、2016年4月1日から、毎週金曜日の深夜に通年で放送するようになった。
レギュラー化以降は、基本として毎日放送本社(大阪市北区茶屋町)のラジオスタジオで事前に収録した内容を放送。月に1回は全編ロケ企画の「お出かけお構いなく。」で構成するほか、2019年9月21日までは、毎月最終週(2018年4月以降は毎月最後)の放送を「進行表のない生放送」に充てていた。
2018年2月24日(23日未明)の生放送で、通算の放送回数が100回へ到達[2]。ただし、福島が2019年10月改編からMBSラジオで毎週金曜日の夕方(前月まで『上泉雄一のええなぁ!』の金曜分を編成していた放送枠)に『福島のぶひろの、金曜でいいんじゃない?』という生ワイド番組のパーソナリティを担当する関係で、当番組では同月放送分から事前収録へ完全に移行した。
2020年3月20日(21日未明)にオールロケ企画の「お出かけお構いなく。~桜を見るかい?~」を放送することによって、当番組を終了。終了を発表した3月13日(14日未明)放送分が、スタジオからの最終放送になった。
ちなみに、福島は2021年3月29日以降の月曜日に、毎日放送の『よんチャンTV』(平日夕方の関西ローカル向け報道・情報番組)へレギュラーで出演中。その一方で、キダは2024年5月14日に93歳で永眠した。キダは在阪各局の番組のテーマソングを生前に数多く作曲していたが、(MBSラジオを含む)毎日放送グループが制作した番組への提供曲は、他の在阪民放局に比べて少なかった。このような事情から、同月16日(木曜日)の『よんチャンTV』でキダの訃報を伝えた際には、当番組のジングルを「(生前に作った)番組テーマ曲の1つ」として紹介している。
放送後には、放送済みの内容から「ワシントン広場の夜はふけて」や一部の楽曲を編集で割愛した音源を、YouTube上の公式チャンネルから無料で配信している。配信期間は1年間で、radikoのタイムフリー機能で放送後1週間以内の全編音源再生が可能になった2016年10月15日以降の放送分も配信の対象になっていた。
NPBのシーズン中に『MBSベースボールパーク』のナイトゲーム中継を21:00以降も放送する場合にも、基本として放送枠の完全スライドで対応していた。
2019年9月まで実施していた「進行表のない生放送」では、メッセージの投稿実績などから番組側で「常連」とみなしたリスナーのラジオネームを福島がオープニングでひと通り紹介しながら、該当するリスナーからのメッセージや企画への参加を募集。電話での出演が可能なリスナーに向けて、福島が放送中にスタジオから電話を掛けたうえで、しりとりで対決することもあった。
レギュラー化以前の2016年1月1日(金曜日)には『福島のぶひろの2016年も「どうぞお構いなく。」』、レギュラー化以降の2017年1月2日(月曜日)には『福島のぶひろの、2017年もどうぞお構いなく。』を正月特別番組として放送した。
2019年3月8日深夜(9日未明)には、事前に収録した内容を放送する予定を、「緊急特別生放送」に変更した。放送の2日前(3月6日)に東京都内で開かれた「『ラジスマ』発売開始記念式典」(日本民間放送連盟ラジオ委員会主催)へ福島が参加したことによる措置で、当日に会場で収録した蓮見孝之(TBSテレビ)・永岡歩(CBCテレビ)両アナウンサーへのインタビュー音源を交えながら、式典の模様や「ラジスマ」(radiko用のアプリケーションとFMラジオ用のチューナーを内蔵したスマートフォン)の特徴を紹介した[13]。
2019年5月12日(日曜日)の午前中には、「チャリウッド2019」(毎日放送が前日から本社のある茶屋町界隈で開催していたイベント)の一環として、同社の本社M館1階「ちゃぷらステージ」で福島と信宗の進行による番組初の公開収録「春のお構いなく音楽祭」を実施。通算150回目の放送に当たる同月18日未明放送分で、ダイジェストの音源を流した。
以上のレギュラー企画に加えて、2018年以外の毎年12月には、「お耳で感じるグラビア総まとめ!」を事前収録で放送。先輩(ベテラン)のアナウンサーながらグラビアアイドルに詳しい亀井希生をスタジオに迎えたうえで、自費(本人曰く「毎日放送の給与からの天引き」による購入)で鑑賞した雑誌のグラビアページや写真集を基に、1年間のグラビア事情を語らせていた。2017年(12月1日放送)分については、通算100回目の放送を前に実施された「私の神回ベスト3」(過去99回分の放送からベスト3を選ばせるリスナー投票企画)で1位に選ばれた。
レギュラー化当初から2019年10月までは、投稿したメッセージや作品が放送で採用されたリスナー全員に、「おかまちゃんポストカード」を進呈していた。同月26日放送分の「チェスト!福構メール道場」から、ポストカードに代わって、福島自身の描画によるステッカーをプレゼント。ステッカーは2種類で、「チェスト!福構メール道場」用と、その他のコーナー用に分かれていた。
福島が特に感銘を受けたメッセージを投稿したリスナーには、焼き印を入れた番組オリジナルのキーホルダーをプレゼントに追加。以前は、「おかまちゃんポストカード」が40枚届いたことを報告したリスナーにも、キーホルダーを進呈していた。
ちなみに、「チェスト!福構メール道場」用のステッカーには、コーナーの趣旨にちなんで「小田寄 格之進」(おたより・かくのしん=「お便り書く」というニュアンスで命名)というモノクロアニメ風のオリジナルキャラクターが描かれている。当初は福島の意向で、このステッカーを進呈したリスナーに対して、ステッカーの画像をSNSで公開しないよう申し入れていた。しかし、番組終了の発表を機に方針を転換。「リスナーが『メール道』へ邁進するための因(よすが)となれば幸い」と称して、福島が自身のtwitterアカウントを通じて、「小田寄 格之進」の画像をリスナーへ公開するに至った。
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