神戸税関
兵庫県神戸市中央区にある税関 ウィキペディアから
神戸税関(こうべぜいかん)は、日本の税関。兵庫県神戸市中央区の新港地区に主たる事務所を置く。兵庫県と中国地方(山口県を除く)、四国地方を管轄する。
歴史
本関
要約
視点
庁舎建築概要
2代目庁舎は大蔵省営繕課により設計され1927年に竣工した「帝国の大玄関番たる税関として決して恥ずかしからぬ近代式大庁舎」と称された日本最大の税関庁舎で、神戸港新港地区のランドマークになっていたが、阪神・淡路大震災で被災し半壊。現在の3代目庁舎は1998年に改築された最新鋭のインテリジェントビルである。保全された旧館とで構成され、旧館を船体に見立てるとその棟の上に現れた新館(3代目庁舎)の高層部が船のブリッジにもみえる。
改築工事では旧本関庁舎に連結する旧別館を取り壊し中心に新館を建設したあと、旧別館の外壁を再構築。それにより旧本関庁舎の花崗岩張りの時計塔を含めた外観と内部ホール等は、ほぼ完全な形で保全された。この景観を残した点が高く評価され、公共建築賞やJIA環境建築賞など数多くの賞を受けている[2]。
- 旧館ホール
- 旧館
- 新館
外観は東京桜田門にあった警視庁の旧庁舎によく似ており、ドラマや映画の撮影にしばしば用いられる[3]。
- 警視庁の旧庁舎
利用情報
- 広報展示室 - ブランド品の本物と偽物の見本展示、税関の業務、および神戸税関の歴史等を紹介する。
- 休館日 - 土・日曜日、祝祭日(イベントなどで本来の休館日に開館する日がある)
- 開館時間 - 8時30分~17時
- 入場料 - 無料
交通アクセス
周辺情報
- 新港地区
- 神戸商工貿易センタービル
- 東遊園地
- 国道174号 - 日本一短い国道で、庁舎の東側が起点となっている。
神戸税関長
氏名 | 出身校 | 在任期間 | 前職 | 後職 |
---|---|---|---|---|
大西 靖 | 東京大学経済学部 | 2019年7月‐ | 中国財務局長 | |
佐藤 正之 | 東京大学経済学部 | 2020年7月‐ | 内閣官房内閣審議官 |
管内支署・出張所
監視艇
- だいせん(大型広域取締用監視艇)
- 1997年3月竣工、瀬戸内クラフト建造
- 55.00総トン、全長26.40m、全幅5.30m、深さ2.70m、ディーゼル(GM 12V-149TI DDEC)2基、機関出力1,580kW×2、最大速力34.96ノット
- こうべ(広域取締用監視艇)
- 1999年3月竣工、瀬戸内クラフト建造
- 69.00総トン、全長27.30m、全幅5.50m、深さ2.85m、ディーゼル(DDC/MTU16V-2000M90)2基、機関出力1,202kW×2、最大速力43.50ノット、乗組員6名、旅客12名、その他17名
- あき(19m監視艇)
関連項目
脚注
外部リンク
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