猫の家
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猫の家(ねこのいえ、ラトビア語: Kaķu nams, 英語: The Cat House)は、ラトビアのリガにある建築物である[1][2][3]。
猫の家 | |
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Kaķu nams | |
猫の家 | |
概要 | |
用途 | オフィスビル |
所在地 | メイスタル通り |
自治体 | |
国 | ラトビア |
座標 | 北緯56度57分0.8秒 東経24度6分30.7秒 |
完成 | 1909年 |
設計・建設 | |
建築家 | Frīdrihs Šefels |
リガ旧市街にあるメイスタル通り (lv:Meistaru iela (Rīga)) の10番地に立地している[4][5]。建築家の Frīdrihs Šefels によって設計され、1909年に建てられた[6]。建築主は、ラトビアの商人であった[1]。
建物には、アール・ヌーヴォーの建築様式が見られる[7]。建物の屋根の上にある2基の小塔には、黒猫を象った銅製の彫像がそれぞれ設けられており、いずれも背中をアーチ状に丸め、尻尾を上に立てている[7][2][4][6]。建物の名称は、この黒猫の彫像に由来する[6]。
猫の家を含むリガ旧市街は、「リガ歴史地区」としてユネスコによって世界遺産に登録されている[8]。現在は、オフィスビルとして利用されており、1階にはレストランが開業している[1][6]。
地元の言い伝えでは、この建物を建てた商人は、通りの反対側に会館をもつ大ギルド (en:Large Guild, Riga) から、組合への加入資格を十分に満たしていたにもかかわらず、加入することができなかった。大ギルドは、ドイツ人が影響力をもっており、その商人は、ラトビア人であるからという理由で加入を拒絶されたのである。そのことに憤慨した商人は、黒猫の彫像を、尻尾が大ギルドの会館のほうに向く形で屋根の上に取り付けた[1][2][3]。後年になって、大ギルドの建物は、コンサートホールとして利用されるようになり、黒猫の彫像は、音楽がきこえてくる方向に向きを変えたとされる[3]。
南側には、リーヴ広場 (lv:Līvu laukums) がある[9][4][3]。南へ 80 メートルほど行ったところには、小ギルド (en:Small Guild, Riga) がある[10]。南西へ 210 メートルほど行ったところには、リガ大聖堂がある[10]。
西へ 500 メートルほど行ったところには、リーガ城がある[10]。西へ 300 メートルほど行ったところには、三人兄弟 (en:Three Brothers, Riga) がある[10]。
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