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かつて日本の石川県加賀市にあった北陸鉄道の駅 ウィキペディアから
片山津駅(かたやまづえき)は、石川県加賀市片山津温泉に存在した北陸鉄道片山津線(加南線)の駅である。1965年(昭和40年)、同線の廃線に伴い廃駅となった。
片山津温泉の最寄駅で、加賀温泉郷の主要4温泉の中では馬車鉄道の開業が最も遅く、電車への転換も最後となった。なお馬車鉄道の時代から温泉電軌によって運営が行われていた。
電化開業当初は島式ホーム1面2線であったが、後年に本線の駅舎に面した位置にもホームが造られてここで客扱いを行うようになっていた[1]。また当初から存在したホームの上屋は側線の線路を覆う大きさであった。
駅廃止後の近隣施設や主要道路は下記のとおり。片山津野球場や加賀市立片山津中学校は北西側にあるが、ともに当駅跡からやや離れた所にある。
駅の跡地には廃止翌年の1966年(昭和41年)2月19日に片山津バスターミナルが設置され、鉄道駅時代と同様に国鉄との連絡乗車券も取り扱っていたが、次第に業務内容が縮小され、末期には無人化されていた。代替バス路線も年を追うごとに減便されて2008年(平成20年)5月1日に廃止され、ターミナルも撤去されて駐車場に転用されているが、2010年(平成22年)11月14日から加賀温泉駅とを結ぶ路線バスの運行が再開されている。
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