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日本の歌舞伎役者 ウィキペディアから
七代目 瀬川 菊之丞(せがわ きくのじょう、1957年〈昭和32年〉2月15日 - )は、歌舞伎名跡「瀬川菊之丞」の当代で、現在は株式会社エヌ・エー・シーに所属する歌舞伎役者である。屋号は濱村屋。定紋は丸に結綿。本名は外村 実(とのむら みのる)。
大阪府出身で、小学校四年生のときに母方の実家がある滋賀県八日市市に引っ越した。彦根工業高校を卒業後、トヨタ自動車で社会人野球選手をしていたが二年目に肩を負傷し会社を辞めている[1]。その後、劇団前進座付属養成所(9期生)に学んで俳優に転じた。
はじめ山村 邦次郎(やまむら くにじろう)、屋号は岡村屋を名乗り、五代目河原崎國太郎に女形と立役の両方を学んだ。六代目嵐芳三郎が死去したため必要に迫られて女形に取り組むようになり、六代目河原崎國太郎が入って来てからは立役をするようになったという[2]。女形では女房役などに古風な味わいがあり、立役では『三人吉三』のお坊吉三などを当たり役としている。
1985年に『巷談小夜きぬた』の新吉役で文化庁芸術祭賞を受賞、1996年に『左の腕』の松葉屋女主人おあさ役で京都十三夜会賞を受賞。
名跡預かり人である日本舞踊岩井流宗家の五代岩井紫若(六代菊之丞の姪)[3]が六代目瀬川菊之丞の遺志を汲んで「創立七十周年までに座の前途ある俳優に名跡を継がせたい」と申し出たことから、2001年5月に『菅原伝授手習鑑(寺子屋)』の千代で七代目菊之丞を襲名[1][4]。2009年、前進座を退団した。
退団後は俳優として映像作品や舞台に出演しており、2016年5月には前進座の国立劇場公演「東海道四谷怪談」に客演もしている[5]。
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