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メタルファイト ベイブレードの主要人物(メタルファイト ベイブレードのしゅようじんぶつ)では足立たかふみ原作の漫画作品『メタルファイト ベイブレード』およびそのアニメ版『メタルファイト ベイブレード』、アニメ第2シーズン『メタルファイト ベイブレード 爆』、アニメ第3シーズン『メタルファイト ベイブレード 4D』に登場する主要な人物について記述する。
本項ではアニメ版の設定を中心に解説する。また、特に注釈のない必殺転技はアニメ版で使用したもの(アニメ版、漫画版共通で使用したものも含む)。
続編である漫画およびアニメ『メタルファイト ベイブレード ZEROG』に引き続き登場する人物についても本項で扱う。各キャラクターの漫画版での活躍は『ZEROG』のものも含む。
『メタルファイト ベイブレード』(アニメでは『4D』まで)の主人公。ベイブレードの里と呼ばれる古馬村(コマむら)の出身。赤茶色の逆立った髪型で、青いバンダナと白いマフラー、鼻の絆創膏がトレードマーク。謎のブレーダー集団「暗黒星雲(ダークネビュラ)」を率いる竜牙とは浅からぬ因縁があり、アニメ初期は竜牙が古馬村から奪った禁断のベイ・エルドラゴを取り戻すために全国を旅している。大会などのために旅に出る時以外はまどかの家に住み着いていることが多い。『爆』の世界大会ビッグバンブレーダーズでは日本代表チーム・ガンガンギャラクシーのレギュラーメンバーに、『4D』では四季の「秋」を司るレジェンドブレーダーに選ばれる。
年齢はケンタより少し上だが、具体的な設定はされていない[1][2]。当初は中学1年生くらいの設定だったが、実際のベイブレードの大会では中学生は出場できないというレギュレーションに合わせて小学生らしく描かれるようになった[3][4]。また、キョウヤとは同学年をイメージされている[5]。
初期は上級者が使用するベイランチャーを使用していたが、チャレンジマッチの途中からはまどかにもらったデジタルパワーランチャーを使用し、『爆』からは3セグランチャーグリップを使用している。
飄々とした面や天然な部分も持ち合わせているが、熱い心の持ち主で強い相手ほど燃えるタイプ。友の危機には全てを投げ打ってでも駆け付けるほどの友達想いな性格で、人を惹きつける魅力も持ち合わせている。しかし一方では無邪気で子供らしい一面もある。好物は漫画版ではおにぎり、アニメ版ではハンバーガー[6]で、特にまどかが作った三段重ねのトリプルビーフバーガーを好む。注射が大の苦手。遊からは特にあだ名は付けられていなかったが、バトルブレーダーズ1回戦でのバトルを経て「ギンギン」と呼ばれるようになる。
バトルを通じて多くの人間と語り合い、分かり合ってゆくのを信条としており、様々な戦いでその戦法を身に付けていて、フェニックスとのバトルでキョウヤや氷魔、翼の技を披露している。
バンダナには片方しか羽が無いペガシスのマークが描かれている。漫画版ではビッグバンブレーダーズの6年前に初めてブレーダーになったときに父親の流星から与えられたものでまだ半人前という意味を持ち、決勝戦のダミアン戦で父を超えた証として流星が使用している両方の羽が描かれたペガシスのバンダナを受け継いでいる。靴はAJ11がモデル[7]。
『4D』では服装こそ変化していないもののバンダナの模様だけが両方の羽が描かれたものに変化している。『ZEROG』では前髪が伸びて鼻の絆創膏が無くなり、アニメ版のみバンダナの模様の細部が変わっている。
作者のインタビューによると、連載開始前はちょい悪でクールなキャラクターと考えてられていたが、実際のベイバトルの熱さを見たことで熱血キャラに変更された。デザインで気を使ったのは目で、気迫がこもるかどうかにこだわっている[8]。キャラクターのルーツは作者の読切漫画『分解屋ピット』の主人公[9]。
漫画連載前の設定では竜牙とは兄弟の予定だった。眉毛とバンダナにその名残りがある[10]。
竜牙に古馬村を滅ぼされ、北斗と2人旅を続けていたところケンタのいる街に立ち寄る。誘拐されたケンタを助けるためにキョウヤたちと戦い勝利するが、直後にダークネビュラに狙われる。その後、竜牙に敗れペガシスを破壊されるが、命懸けの試練を乗り越えストームペガシスを手に入れる。バトルブレーダーズでは1回戦で流太郎を、準々決勝のバトルロイヤルでキョウヤと共に翼と遊を破り、準決勝前のフェニックスとの特訓で究極転技「銀河新星(ギャラクシーノヴァ)」を習得し、準決勝で水地を破る。決勝戦の竜牙とのバトルでは敗北寸前まで追い込まれるが、仲間たちの想いを集め進化したギャラクシーペガシスの銀河新星により竜牙を打ち破る。
ビッグバンブレーダーズ日本代表決定戦ではAブロック決勝戦で宇宙を破り優勝し、正宗と共に日本代表になる。ビッグバンブレーダーズ1回戦ではダーシァンを、3回戦ではシーザーを破る。その後ハデスインクの罠のパーティーで自身とケンタを除いて参加していた全員がダミアンのケルベクスの餌食になり心を奪われ、皆の心を取り戻す決意をする。決勝戦第1試合でゼオを破り第2試合でダミアンと対戦し、一度はケルベクスのバーストインフェルノによってペガシスを破壊され倒されるが、心を奪われたブレーダーたちの魂から残りの命の欠片と想いをもらって復活し、ペガシスもビッグバンペガシスに進化してダミアンを打ち破る。そして改心したダミアンが皆の心を返してもらい彼とも友達となり、ビッグバンブレーダーズの優勝者となる。
約半年後のアルティメットブレーダーズ1回戦ではキョウヤを、2回戦で竜牙を破る。3回戦でアグマの圧倒的なパワーの前に苦戦しながらも機転を利かせた戦法で破り、準々決勝第1試合ではキングのヴァリアレスの前に追い詰められるが、大会前に流星から教わった新必殺転技「天馬逆天激」で勝利する。準決勝ではクリスを破るが、彼とのバトルで引き寄せられたネメシスと急遽対戦することとなり、圧倒的な力の前に敗北する。ネメシスの必殺転技により絶体絶命に陥るが、ティティに助けられてベイ発祥の地まで瞬間移動し難を逃れる。そこで最終決戦転技を編み出すための修行に励み、途中自分を妨害に来た大道寺たちと戦う仲間たちの心を集めて最終決戦転技「コズミックノヴァ」を習得し、大道寺を撤退に追い込む。そして古馬村に戦いの場を移して再度ネメシスと対戦し、一度はペガシスを破壊されて倒されるが、TV中継を通じ世界中のブレーダーを呼び掛けて心を集めて復活し、コズミックノヴァでネメシスを打ち破り世界を救う。
WBBAが過去のベイバトルの結果を数値化した銀河のベイバトルポイントはアルティメットブレーダーズ1回戦では1万2千、2回戦では1万5千、3回戦では5万8千、準々決勝では8万。神の試練による修行で最終決戦転技を身につけた後のネメシス戦では約100万。
7年後が舞台である『ZEROG』ではケンタの口から「海の向こうで頑張っている」と語られていたが、新生ダークネビュラの活動を追い世界中を飛び回っていることが判明する。ネオバトルブレーダーズ会場でキラが暴走する中登場し、黒幕である大道寺とバトルを行う。単行本収録のおまけ漫画では大食いバトルでゼロに勝利する。
ネメシスとの戦いから半年後を描いた読み切り編『ソウルバースト』では、マカオで開かれた世界大会決勝戦において本来の対戦相手であるキョウヤと、突如現れた大会のメインスポンサーTERAスポーツ社のビッグ・ロードを加えた3名による変則バトルロイヤルで戦う。ビッグ・ロードの正体は銀河たちへの復讐に燃える大道寺であり、特殊スタジアムの装置でブレーダーとベイの力を吸収した大道寺のベイにキョウヤが倒され、銀河も一度は追い詰められるが、仲間のブレーダーたちの心を集めた必殺転技「天馬熱血心」により逆転勝利し、再び大道寺の野望を打ち砕く。
ツインドームバトルに出場しAブロック準々決勝でケンタを、準決勝で翼を破り決勝進出するが、突然乱入してきたヘリオスに完敗する。その後リベンジバトルでヘリオスを撃破し、小惑星アドニスの地球落下を阻止するためにスペースシャトルを奪って宇宙に上がり、ヘリオスと協力してペガシスでアドニスを破壊して地球を救う。
全作品に登場。『爆神スサノオ襲来!』では仲間と共に幻のベイ・スサノオを探すために日本全国を旅する。『超絶転生!バルカンホルセウス』ではアニメとは異なり日本代表選抜大会に出場している。
この他に漫画版では幼い頃に使用していたウィールが木で出来た軽量タイプの練習用ペガシスも所持している。
漢字表記は特筆のない限り漫画版でのもの。
声 - 日野聡
不良ブレーダー集団「首狩団(フェイスハンターズ)」のリーダーで銀河の一番のライバルかつ親友。常に臍を出し、深緑色のセミロングの髪を一本に束ねている。両目の下にある十字型の傷と八重歯が特徴。クールさと熱い面を併せ持ち、その統率力と凶暴さからメンバーたちから恐れられつつも慕われていた。フェイスハンターズ解散後もワイルドファングのメンバーなど彼を慕う者は多く、銀河からも頼りにされている。初期のサバイバルバトルの頃から知名度も高く、アニメ第43話では彼の絵が描かれたうちわを持つ女性がいるなどファンもいる様子。また努力家であり、竜巻の中に自ら飛び込むなど常識から外れた修行をすることもある。常軌を逸する行動をとり、良くも悪くも人を驚かせることが多い。『4D』では四季の「春」を司るレジェンドブレーダーに選ばれる。また、アニメ版では自己中心的な面もある。
初期は銀河の敵として登場。相手を完全に叩き潰すバトルスタイルから、狩りを楽しむ野獣と呼ばれる。また「百獣の王」の異名を持つ。獲物を自分の有利な場所に誘い込むことが狩りの鉄則であり、自分のバトルの原点としている。口は悪く仲間になった後も銀河をライバル視し打倒銀河を公言し、そっけない態度をとるが時折仲間思いの一面も覗かせる。まどかいわくただ素直になれないだけらしい。遊とティティからは「タテキョー」と呼ばれている。
基本的には一匹狼で他人との馴れ合いは好まないが、ビッグバンブレーダーズのガンガンギャラクシーとの試合で銀河と正宗を相手に、ナイルと組んでタッグバトルで戦った際には、銀河との決着よりもチームの勝利を優先する姿勢を見せたこともある。最初のうちは自分のベイのことをあまり意識していなかったが銀河と出会うことで、幼い頃から共に歩んできたレオーネとの絆を思い出す。打倒銀河を最終目標としており、その執念は大舞台で銀河を倒すために、あえて日本代表としてではなく他国代表として世界戦に出るほど。また竜牙にも対抗意識を燃やしている。
『4D』からは服装が新調されたが、前作同様臍出しでより露出度の高い服装になっている。中国のタッグトーナメントの際、銀河とタッグを組み大会は初めてだと言うユウキをド素人だと罵ったり、足を引っ張らないよう忠告したがバトルで恐れているユウキに活を入れるなど弱い立場を支える一面もある。銀河の旅に同行したのもあくまでレジェンドブレーダーを倒し銀河よりも自分が最強だと証明するためでありそれ以外は全く興味が無く、また誰の力も借りずに1人の力で戦うことをモットーにしているがアグマのリベンジバトルの際に彼から仲間と群れていると事実を突きつけられ動揺したことも。
大金持ちという裏設定があり[10]、後に父親から大企業TC(盾神コーポレーション)を受け継いでいる[11][12]。
子供の好きなブレーダーとしてキョウヤの人気は高く、実際の大会でもキョウヤの使用ベイであるロックレオーネは防御型の定番でもあり、ともに影の人気ナンバー1とされる[13]。
「盾神」という名前はたてがみと防御型からの発想[14]。構想段階では各ベイの属性は未定であり[15][16]、後から岩を巻き上げたり地面を割ったりする技でロックのイメージを出していった[14]。
ケンタにアドバイスしてベンケイを倒させた銀河に目をつけ、ケンタを人質にして部下100人とバトルをさせ、それが敗れた後は自らが銀河と戦い、風を利用して銀河を追い詰めるが敗北する。その後は銀河を認め友情が芽生え、その直後の大道寺の襲撃に巻き込まれて以降は銀河たちと行動を共にしていた。バトルブレーダーズが開催されるまでの3ヶ月の間に行ったベンケイとの修行でロックレオーネを手に入れている。
バトルブレーダーズ1回戦では渡蟹を破り、準々決勝のバトルロイヤルでは銀河と共に翼と遊を破る。準決勝の竜牙との対戦では壁に囲まれたスーパースクエアスタジアムを利用してレオーネもろともエルドラゴを壁の下敷きにさせようとするが失敗し敗れる。しかしエルドラゴの爪を1つ折り、結果的に決勝戦でペガシスをエルドラゴの竜皇絶命爪から守ることになる。
ビッグバンブレーダーズ日本代表決定戦ではBブロック決勝戦に勝ち上がるが正宗に敗北する。銀河たちが本戦決勝に進出した際には大道寺が送った偽の招待状でアメリカのパーティに招かれるが、アメリカチーム・スターブレイカーのダミアンに心を吸収され倒れる。決勝戦終了後に改心したダミアンに心を返され目覚める。
ビッグバンブレーダーズ終了後、アルティメットブレーダーズが開催されるまでの半年間に行った特訓でファングレオーネを完成する。アルティメットブレーダーズ1回戦では大阪城スタジアムで銀河と対戦する。この時は銀河に助けられてばかりの自分を変え、彼を超えるために、私情を捨てて敵として振る舞い銀河に挑むが敗れ、試合後に銀河を涙ながら激励する。準決勝ではクリスに追い詰められた銀河にヒントを与え勝利に導く。ベイバトルポイントは1万2千。
初めは上着を着ておらず、紫のシャツの上に奪ったベイをネックレスのように身に付けている姿だったが、バトルブレーダーズ編からアニメと同じ服装になる。作中の台詞からアニメと違いフェイスハンターズは健在の様子。
『別冊コロコロコミック』2010年12月号および単行本第8巻に掲載された番外編でカケルという弟がいることが判明する。裏設定では、幼い頃に切断された工業用ワイヤーからカケルを守ったときに顔の傷ができたことになっている[17]。作者によると構想段階では傷は片方だけだったが、銀河の個性に対抗するために馬鹿馬鹿しさを覚悟で傷を両方につけたという[18]。
7年後は父親から大企業を受け継いでおり、精力的に働きながら銀河をサポートしている。新生ダークネビュラの研究のことを知り、アフリカから日本のネオバトルブレーダーズ会場までやって来て銀河たちのバトルを見守る。7年後のフェイスハンターズのメンバーは作中では描かれていないが、何人かはキョウヤが拾い周囲を固めており、それぞれの道を進む者も多く全体でつるんではいない[19]。
バキムに追い詰められた銀河とヘリオスの救援に現れてバキムと戦い、ダークポセイドンの圧倒的な力の前に追い詰められるものの、苦しみながらも獅子爆風激烈弾でバキムを撃破する。
全作品に登場する。『爆神スサノオ襲来!』ではスサノオを探す仲間の1人として登場し、奈良の忍者村でベンケイと共に修行し手裏剣を投げることでベイのシュート力を鍛える。『超絶転生!バルカンホルセウス』ではビッグバンブレーダーズ日本代表選抜大会決勝で銀河と対戦する。
声 - 加藤英美里
ベイブレードが大好きな小さな少年。緑色のショートヘアの髪形をしている。アニメ第1シーズンの次回予告のナレーションも担当している。フェイスハンターズであるベンケイたちにからまれていた所を銀河に助けられて以来友人となる。銀河の一番の友達として、彼の身を誰よりも案じている。基本的に温和な性格だが向上心も芯も強い。また、アニメ第53話では、銀河に敗北しユニコルノを回収しに行った正宗に対してやんちゃで小生意気な所を見せていた。遊からは「ケンチー」と呼ばれ親しまれている。非常に小柄な体格のため、ベンケイの肩に乗ることもある。駄菓子のきなこもちやカレー、ハンバーグを好む[20]。
漫画版の連載開始時では小学5年生とされ、ゲーム版でもその設定が反映されているが、その後は対象年齢を考慮して明言しないようになっている[1]。アニメ版では銀河との対比を考えて小学校低学年に設定されている[2]。
『4D』からは服装が新調され、竜牙との旅では帽子とマントを身に着けている。後に竜牙から星の欠片を受け継ぎ四季の「夏」を司るレジェンドブレーダーとなる。本来星の欠片は誰かに譲ったり譲られたりできるものではないが、射手座も竜座と同じく夏の星座であり、竜牙に近づくために共に厳しい旅を続けることで自分を鍛え、竜牙に認められ星の欠片の力を託されたことで星の欠片の力を受け継ぐことができるようになる。
漫画版の構想段階では初期主要キャラクターとして銀河、キョウヤ、ベンケイの他にドイツ系日本人の「ベルガー」が登場する予定だった[21]が、読者の感情移入役としてベルガーの代わりにケンタが登場することになった[22]。
ツインドームバトルAブロックに出場するが、準々決勝で銀河に敗北する。その後、アトランティスの民の本拠地に赴いて仲間と共にヘリオスに挑み、サジタリオを溶解寸前にまで追い込まれるが、銀河に助けられる。
第1話から登場。友達と共にベンケイたちにからまれているところを銀河にアドバイスされてベンケイを打ち破る。その後、銀河に目をつけたキョウヤに誘拐されて人質にされるが銀河に救われる。一度竜牙に敗れた銀河がペガシスを復活させるのを見届け、自分も負けないことを誓いバトルブレーダーズに向けて猛特訓をする。バトルブレーダーズ予選前に毒島によってサジタリオを破壊されるが、フェニックスの力とケンタのベイを想う心によってフレイムサジタリオとして蘇らせ、予選で毒島を破る。1回戦では遊と当たり、小さい子供だと侮っていたが彼の暗黒転技に一瞬で敗れる。その後は銀河の応援をする。
ビッグバンブレーダーズ編ではアニメとは異なり、最初から銀河と正宗の世界大会の旅に応援する立場として同行している。
アルティメットブレーダーズでは参加に必要なベイバトルポイントが8千あったため大会に出場する。ポイントは大会に選ばれた64人中最も低い。バリ島スタジアムで行われた3回戦でヨハネスを破り、準々決勝に進出するが第2試合でクリスに敗北する。ネメシスとの決戦前日に訪れた古馬村では銀河とバトルをし、ネメシスを倒し地球を守った後に再びベイバトルすることを約束する。
7年後は大学に通いながらベイブレードの店「B-PIT(ベイピット)」の店長をまかされている(まどかが登場しないため)。ヒーローに憧れており、コスプレ好きという設定。黒銀ゼロに見込みを感じ、彼の実力を試すために「マスクドブレーダーエックス」に変装してゼロに挑む。このときはフラッシュサジタリオのフェイスをXマークにして使っていた。ゼロジースタジアムでのバトルでゼロを翻弄するが、ケンタのアドバイスをきっかけに編み出したゼロの必殺転技に敗れる。バトル後に正体を明かし、以降はゼロたちのバトルを見守る。
B-PITの店長という設定は担当編集者の案によるもの。作者はまどかが登場しているアニメ版との整合性を取るために「ケンタは学生をやりながらの雇われ店長をしているのではないか」と語っている[23]。マスクをかぶって変装したのは銀河、流星の鋼親子の影響であり[24]、マスクドブレーダーエックスのキャラクターイメージは『メダロット』に登場する宇宙メダロッターX[25]。また、コスチュームはケンタが夜なべをして作っている[26]。
全作品に登場。DSゲーム第1作ではメタルベイシティで行われた大会の一次予選最終試合決勝戦で銀河と戦う。『ガチンコスタジアム』ではオリジナルキャラクターのマリコに憧れており、彼女の前でいいところを見せようとする。『爆誕!サイバーペガシス』ではアニメ版と同じく宇宙と出会い交友を深めていて、ベイブレードの先輩として宇宙の良き相談相手となっている。『爆神スサノオ襲来!』では各地で度々登場し銀河たちに協力をするが、1度ゲームをクリアするまでは仲間には加わらない。
声 - 三宅健太
フェイスハンターズのメンバーの大柄な少年。かつてキョウヤとのバトルに敗れて以来、その強さに惚れ込んで慕うようになる。普段は牛のマークが付いたニット帽をかぶっていて、その下は紫色の短髪。力は強いが単純で、お人好しで世話焼き。
苗字はアニメでは表示されていないが、漫画版と劇場版の公式ページでは表示されている。
初めは汎用ベイブレードを使用していたが、大道寺から銀河打倒のためにダークブルを渡される。それ以降「ブルルル」と唸る癖が出るようになる。好物はサーロイン、トリプルビーフバーガー[27]。遊から「ベンベン」と呼ばれている。
実力は相当のものだが全体の勝率に関しては低く、それに対して遊からは「そのうちケンチーにどんどん差をつけられてしまうかもよ」と忠告されている。
フェイスハンターズの中でもキョウヤへの思いは強く、彼に再戦を約束された際や意識不明から回復した際は一番喜んでいる。また本編の序盤で、まだまだ素性が明かされていないダークヴォルフやダークブルなどの名前や外見などを知っているなど、ベイの知識があるという一面を覗かせている。
靴はAJ5[28][29]、服装は猛牛軍団やAJのジャージがモデル[28]。キョウヤたちと違い、『4D』でも服装の変化はしていない。『ZEROG』では帽子は外しており、無精髭を生やしている。
ツインドームバトルのBブロックで正宗に敗北し、その後乱入してきたヘリオスに全く歯が立たずに敗北する。
第1話から登場。初めは学ランを着ていたが、バトルブレーダーズ編からアニメと同じ服装になる。
フェイスハンターズとして暴れ回っていたが銀河に敗れたことで正々堂々戦うことこそ本物の男だと気付く。バトルブレーダーズまでの3ヶ月間に強くなるためにキョウヤと修行を行い、その末にダークブルを手に入れている。
バトルブレーダーズで銀河たちと再会して彼らに謝罪し、和解と同時に友情を深める。1回戦では竜牙と対戦するが彼の圧倒的な力に気付き、キョウヤたちに少しでもエルドラゴの攻略になれればと、敢えて挑発して攻撃に耐え続けた結果、ブルの犠牲と引き換えにレイジングモードの存在を教えることになる。
ビッグバンブレーダーズ日本代表決定戦ではBブロック決勝戦のバトルロイヤルで正宗に敗北する。以降は試合に出ている描写は無いが、キョウヤと共に登場することが多い。
7年後はアニメ同様ハンバーガー店を経営している設定で、キョウヤと共にネオバトルブレーダーズ会場でゼロたちのバトルを見守る。
全作品に登場する。『超絶転生!バルカンホルセウス』では素顔の状態でワイルドファング3人目のメンバーとして登場。
銀色の長髪と褐色肌が特徴の少年。鷲を一羽連れていて、どこからともなく飛んで来て翼の手助けをする。五感に優れていて魚を素手で難なく捕らえて銀河を驚かせたこともある。クールで寡黙な性格で常に冷静沈着であり、日本代表チーム内では戦略家の面を見せるが、正宗からは暗いと言われている。空中殺法を得意とし、テクニックとスピードを活かして戦う技巧派タイプのブレーダー。チーユンからは「綺麗に勝とうとし過ぎて、勝利に対する執念が足りない」と批判されているが、遊には「綺麗に勝とうとするのが本当の翼」だと言われている。
アニメ第79話では、回想シーンで子供時代の翼が登場している。
キャラクターデザインが起こされた段階でアニメ版の監督杉島邦久から「スパイ的立ち位置の味方キャラとして使いたい」と要望されるが、原作となる漫画版ではそれを活かせる状況とページ数が作れなかったため、敵キャラクターである暗黒三闘士(ダークトライデント)の設定が作られた[31][32]。三闘士はそれぞれ異なる3つの「悪」を持ったブレーダーで、翼は「理性」の力を暗黒転技に使用している[33]。
ツインドームバトルAブロックの準決勝で銀河に敗北し、試合後に突如乱入してきたヘリオスに追い詰められるが銀河に救われる。その後ヘリオスの居場所を突き止めて潜入し、スペースシャトルを制御するまどかを身を挺して守るなど、銀河たちを影からサポートする。
第9話から登場。竜牙の忠実な部下で暗黒三闘士のリーダー格[34]。アニメ版とは服装や髪の色も異なり、目を閉じていることが多い。
バトルブレーダーズ1回戦でヒカルを破り、準々決勝のバトルロイヤルでは自身の暗黒転技と遊とのコンビネーションにより銀河とキョウヤを苦しめる。先に遊が敗れた後も1人で銀河たちの合体転技と互角に戦うが、最終的に敗れる。アニメ版と異なりビッグバンブレーダーズ編には登場していないが、最終話でネメシスと戦う銀河にブレーダーの心を送っている。
読み切り編『ソウルバースト』では、暗黒三闘士の2人とともに大会を観戦していた。
『ガチンコスタジアム』から登場する。『爆神スサノオ襲来!』ではスサノオを探す仲間の1人として登場し、沖縄で感覚を研ぎ澄まし昼間の空を見る修行をする。
声 - 名塚佳織
練習もせずに何でもできてしまう天才肌の少年。ダークネビュラにスカウトされ、竜牙とのバトルで初めて敗北を経験し彼の強さに惹かれダークネビュラに入った。濃い黄色のショートヘアが特徴。ケンタほどではないが小柄な体格で、幼い容姿相応に無邪気でわがままな性格をしているが異常なほどの強さを誇り、また愛着が湧いた相手に独特のあだ名[注 5]をつけるくせがある。水地零士が登場するまではダークネビュラのナンバー2と目されていて、ビッグバンブレーダーズ日本代表ではサブメンバーに選ばれている。スーパーサブと称されることもある。
キョウヤの獅子暴風壁のわずかな切れ間を見極めたり、砂嵐の中でもベイの位置がわかる力を持っている。子供扱いされることを嫌うが、ダークネビュラでの自室は玩具やぬいぐるみで溢れ返っている。左袖の中にランチャーを隠していてホルダーなどを装着していないが、アニメ第68話と第130話での水着着用時には腰に装着している。好きなものはスイーツとキモカワ系ぬいぐるみ[35]。
銀河には「ベイブレードの天才」と評され、その必殺転技を破るには努力と工夫を積み重ねていくしかなかったと言われているが、遊本人は努力の意味が分からないと言い、練習や修行もせずにバトルに挑むことが多い。また彼の必殺転技は強力だがバトルでそれに頼り過ぎており、ひとたび破られると即座に負けに繋がることをアレクセイに看破されている。さらに超振動による砂地獄は仲間を巻き込むこともあり、タッグバトルでの相性は悪い。唯一砂地獄の上を超低空で滑空できるアクイラとは相性が良く、タッグでは翼と組むことが多い。必殺転技はベイにかかる負担が大き過ぎると、まどかから忠告を受けている。
ダークネビュラで同期だった翼のことを何かと気にかけており、ビッグバンブレーダーズ日本代表選抜大会での翼とキョウヤの試合では翼を応援している。また流星が暗黒の力に侵されて暴走した翼をガンガンギャラクシーのメンバーから外すことを提案した際、彼は最後の最後までそれに反対し、こんな形でレギュラーになんかなりたくない、翼を外すなら自分もチームから離脱するとまで言い切っている。
アニメ第82話でグレイシーズのエンソに「のうのうと生きてきた」と揶揄された際に、「僕のことについて何も知らない癖に!」と激怒している。
服装のデザインは横山光輝や石ノ森章太郎などの昭和の作品をイメージしている[36]。
漫画版で暗黒三闘士である遊は、「本能」の力を暗黒転技に使用している[33]。
ツインドームバトルBブロックで行われた正宗との試合後、突如乱入してきたヘリオスに全く歯が立たずに敗北する。銀河たちと敵本拠地アクロポリスに乗り込んだ際には、襲い掛かるアトランティスの民をラストジャッジメント・インフェルノで撃退する活躍を見せている。
第9話から登場。竜牙直属の部下の暗黒三闘士(ダークトライデント)の1人。バトルブレーダーズ1回戦でケンタを暗黒転技で破り、準々決勝のバトルロイヤルでは翼とタッグを組み銀河、キョウヤと戦い彼らを苦しめるが、2人の合体転技に敗れる。登場当初はアニメ版とはやや異なる服装だったが、第13話の途中からアニメと同じ服に着替えている[37]。アニメ版と異なりビッグバンブレーダーズ編には登場していないが、最終話でネメシスと戦う銀河にブレーダーの心を送っている。
読み切り編『ソウルバースト』では、暗黒三闘士の2人とともに大会を観戦していた。
作者によると二面性のある所や性格付けはやや異なるが、基本線はアニメと一緒だという[38]。
『爆誕!サイバーペガシス』から登場する。『爆神スサノオ襲来!』ではスサノオを探す仲間の1人として登場し、鳥取砂丘でケンタと共に足腰を鍛える修行をする。
声 - 三瓶由布子
アニメ第2シーズン(『爆』)から登場する帰国子女の少年で、自称「世界最強ナンバー1ブレーダー」。逆立った黒髪に一房の赤い前髪が垂れ下がっているのが特徴。銀河と同様に熱血漢でお互い何かと張り合い、彼と一緒にいるときは銀河も子供っぽい面を見せる。良くも悪くも一本気な性格でお調子者な所があるが、たまに直感で鋭いことを言ったりベイバトルで本能を働かせることもある。また、自分のことを優先して突っ走るあまり周りを省みない悪い癖があり、その性格が災いして後に大きなトラブルの元にもなっている。本人はそのことを自覚しているようで、様々なブレーダーと戦うことで、自らのブレーダー魂を鍛えて『爆』の後半では人間的にも成長していく。
ビッグバンブレーダーズ開催の3年前、アメリカに来たばかりの時に偶然見つけたベイブレードのジム「ダンジョンジム」でゼオとトビーに出会い、共に世界一のブレーダーになることを誓い合う仲間になる。信条である「努力は決して裏切らない」という言葉はトビーから教わったもの。
好物はお菓子で作中で何かを食べているシーンが多い。漫画版ではポテチとポッキー派[39]。アメリカからの帰国子女だが横文字には弱い。漫画版では囲碁将棋や簡単なビデオゲームくらいならよくするが、戦術が真っ直ぐすぎて決して強いとは言えない[39]。
アニメ第52話において、翼と遊のバトルに乱入したために遊からは「乱入くん」と呼ばれ、ビッグバンブレーダーズ日本代表選抜大会でのバトル直後に「ムネリン」と呼ばれるが、それ以降は呼び捨てにされている。ゲーム『爆神スサノオ襲来!』では「ムネリン」と呼ばれている。
漫画版の裏設定ではダークネビュラの関連企業が作っているスポーツ用品ブランド「DAIDO‐G」の服を着用しており、作者によると正宗と大道寺は何らかの関係があるとされるが本編では触れられていない[40][41]。
第21話から登場。ビッグバンブレーダーズ日本代表決定戦のBブロック決勝戦バトルロイヤルでケンタ、ベンケイ、キョウヤを破り銀河と共に日本代表になるが、真の日本一を決めるために銀河と勝負を始める。初めは銀河がギャラクシーペガシスの扱いに慣れていなかったために優勢になるが、ギャラクシーペガシスに対する信じる心に目覚めた銀河に敗北する。
お菓子に対する執着心が強く、銀河に自分のポテトチップスを勝手に食べられると怒るほどだが、それがビッグバンブレーダーズ1回戦のチーユンとのバトルでの勝利の鍵となる。
3回戦ではシーザーに敗れ負傷し、準決勝は欠場する。決勝前にアメリカで行われたパーティでダミアンに襲撃された銀河をかばうが、ユニコルノを破壊され心も吸収され倒れる。決勝後に銀河に敗れたダミアンが心を返したことで目を覚まし、銀河と共にビッグバンブレーダーズ優勝者となる。
アルティメットブレーダーズでは3回戦第5試合でチーユンを破り、準々決勝第3試合でデュナミスを破る。準決勝第2試合でティティと対戦する予定だったが、試合前にネメシスが現れたために中止となる。ティティにベイブレード発祥の地に連れてこられた後は銀河と共に神の試練に挑むが、自分の影に勝てず途中で倒れる。
ツインドームバトルのBブロックでベンケイを破るが、遊との試合の後に乱入してきたヘリオスに全く歯が立たずに敗北し、その後2度に渡るリベンジを行うが力及ばず敗北する。なお、遊との試合は描写は省略され、正宗が遊との試合の後にヘリオスが乱入したと言ったのみで勝敗は不明。
『爆神スサノオ襲来!』から登場する。スサノオを探す仲間の1人として登場し、青森の東北祭りを巡り熱い魂を高める修行をする。
声 - 真堂圭
第2話より登場するアニメ版のオリジナルキャラクター。頭に着けたゴーグルと茶色のショートヘアが特徴。ベイブレードショップ「B-pit(ビーピット)」の店長の娘[注 7]であり、ベイブレードのメンテや分析が得意で、仲間のサポートや応援をする立場である。彼女自身はブレーダーではないが、自らもベイを所持している。バトルはあまりしないが、ベイの修理やバトルのシミュレーションを得意とする。
性格は聡明でしっかり者だが強気で勝気な一面もあり、怒りだすと周囲もたじろぐ。実際、諍いが起きた場合は半ば逆ギレ気味に叱責する。アニメ第17話では犬を可愛がったり、第67話では美しい海に目を輝かせるなど女の子らしい一面も覗かせている。作中でのベイの機能の解説担当でもある。他にも料理も得意で銀河たちにハンバーガーや弁当を作ってあげたことがあり、さらにダークネビュラのシステムをハッキングできるほどの優れたパソコンの技能を持ち、劇場版ではスペースシャトルの制御まで行う。ただしハデスシティにおいてアレンジシステムに施されていたファイアウォールだけは、その場ですぐに破ることはできなかった。
知識面では銀河たちに頼られているが、体力は銀河たちほど優れていない様子で、さらに第81話では泳げないことが判明する。
ハンドメイドのモバイルを常に携帯している。まどかいわくチタン合金製で、192ビット級の処理能力を持っている。
ベイに対する愛情は深く、ベイを粗末に扱ったり大切にしない人間に対しては本気で怒りをぶつけることがある。銀河たちと知り合ったのもメンテ不足のペガシスを見かねてメンテを申し出たのが切っ掛けであり、ベイを傷付ける渡蟹の所業に対しても怒りを露わにしている。
ヘリオスとの戦いでボロボロになったギャラクシーペガシスをたった1日で修復したり、銀河とヘリオスが乗り込んだスペースシャトルの遠隔操作をするなど、持ち前のメンテ能力と知識で銀河たちの手助けをする。
アニメオリジナルキャラクターであるため本編には登場していないが、公式ガイドブック『レジェンド4Dガイド』および単行本第9巻収録の特別編で逆輸入の形で2コマだけ登場している[43]。
また、読み切り編『ソウルバースト』にも登場し、セリフも存在する。
『ガチンコスタジアム』以降から登場。主にベイブレードのパーツ売買を行う。『ガチンコスタジアム』ではフェイスだけを残しバラバラになったベイを修復するなどして銀河たちをサポートする。『爆神スサノオ襲来!』と『頂上決戦!ビッグバン・ブレーダーズ』ではプレイヤーキャラクターとして使用可能。
声 - 牧口真幸
アニメ第3シーズン(『4D』)から登場する天才天文学者の少年。眼鏡と跳ね上がった濃い茶色のショートカットが特徴。体力は無くひ弱で、銀河たちに出会うまでは公式試合に一度も出場したことが無く、素人同然のブレーダーだった。かつて破壊神ネメシスとの戦いで戦士を集め、その豊富な情報と知識でゼウス王を支えた水星のブレーダー戦士の末裔。
新たに落ちてくる星の欠片に興味を引かれ、様々な天体観測の資料や古代マヤ文明の研究をもとに地球への到達時期を算出する独自の宇宙年表を作成している。古馬村出身の祖父からは、星の欠片を悪しき者に渡さないために自分が中心となり悪しき野望を打ち砕くことを教えられている。
天体望遠鏡で星を見るとき、必ず目標物をファインダーの中心に合わせるのが決まりになっていて、それによって的確なシュートを可能にしている。
第34話から登場。WBBA専属のブレーダーで、強い相手と戦いたいと願う銀河の前に現れる。彼の力を試すために勝負を挑み、初めは追い詰めるが最終的に敗れる。敗北後に銀河の力を認め、彼にあまりの強さのために大会出場停止になるほどのレジェンドブレーダーの存在と、彼らを含めたブレーダーたちと地球最強を決めるアルティメットブレーダーズが開催され、銀河にそれの出場資格があることを伝える。アニメ版とは異なりレジェンドブレーダーではなく[44]、アルティメットブレーダーズにも出場していない。大会ではブレーダーの分析をしたり、流星やWBBA天文部と協力してネメシスの動向を探る。
読み切り編『ソウルバースト』にも登場している。
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