清水船越堤公園
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清水船越堤公園(しみずふなこしづつみこうえん[1][2])は、静岡県静岡市清水区にある総合公園。日本平の北東側麓に位置する桜の名所[2]。
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概要
有度山の斜面に作られていて階段状に広場がある。トイレは茶室以外で4か所設置されている。 3月下旬から4月上旬ごろにソメイヨシノの花見ができる。桜の時期のみライトアップがされ夜桜も見られるが、夜9時または10時には消灯される。また北側にはモミジもあり秋には紅葉が見られる。 夫池(おいけ)、婦池(めいけ)[3]があり二つ合わせて夫婦池と呼ばれている。池で釣りはできるがルアー使用は禁止[4]となっている。
東側斜面なので上に登ると富士山、愛鷹山、清水港、清水区市街地、三保半島、駿河湾、伊豆半島までが一望できる。夜景スポット[5]でもある。
最上部にも出入り口があり、日本平へのハイキングコースに繋がっている。
名称
通称「船越公園」「船越堤」。
「清水船越提公園」と誤字されることがあるが提(手偏)ではなく堤[6](土偏)が正しい。
「静岡県の公共サイン等に記載する地名・施設名等の英語名称」[7]のCSV[1]によれば「づつみ」であり「Zutsumi」となっている。 しかしながら、読み仮名も資料やサイトにより「つつみ」[3][8]と「づつみ」[1][2]で揺れがある。 英語表記でも「Tsutsumi」[9]、「Zutsumi」[10][11]となっている。
施設・設備
- 1段目
- イベント広場。エントランス、夫池、管理棟、トイレ、自動販売機。夫池の周りは一周できる遊歩道がある。また池には桟橋、水上四阿[6]が設置されている。
- 2段目
- ふれあい広場。1段目から3段目まで直線階段がありスロープも併設されている。子供用遊具と芝生広場がある。
- 3段目
- 中央広場。屋根付きの野外ステージ、広場、トイレ、自動販売機、四阿など。2羽のトリのモニュメント彫刻『讃歌』[12]重岡建治作[13]がある。「ワシントン・ポトマック河畔の里帰り桜」[14]である薄寒桜[15]が植樹されている。
- 4段目
- トリム広場。3段目との間に斜面を利用したやや大型の滑り台が設置されている。上にはアスレチックがある。
- 北側
- 東側入り口付近の下側から順に、婦池、せせらぎの小川、幼児広場、茶室「静心亭」、最上部には星の広場天文台がある。北東の婦池を過ぎた入口付近に、2体の少女像が向かい合う彫刻『森のはなし』堤直美作が設置されている。星の広場には「北極星がのぞける石」、12星座の石椅子のようなオブジェもある。
通年イベント
歴史
古く戦前から船越の堤、夫婦池があった。太平洋戦争中に防空壕が掘られ、跡の穴が1995年頃まで残っていた。[20]
昭和初期に桜が植えられた[21]。旧清水市の市制50周辺記念事業として1975年(昭和50年)に工事を開始し1988年(昭和63年)に完成。当初の名称は船越堤公園で静岡市との合併により清水船越堤公園に改称された。 2024年現在、リニューアルの構想があり、市は今後、隣接している清水船越老人福祉センター、船越生涯学習交流館と連携して運用していくと説明している[22]。
沿革
その他
昆虫の観察会[25]、地層と野鳥の自然観察会[26]、バードウォッチング[27]、森で遊ぶ会[28]なども行われている。
2023年1月1日の日本テレビのバラエティー番組『ザ!鉄腕!DASH!!』で「2人乗り自転車200コギで海までたどり着けるか?」の静岡日本平編では、城島茂と井ノ原快彦ペアの自転車が、船越堤公園でPRの旗を発見「桜越しに富士山が見えるんや」とPRポイントをアピールした。[29]
アクセス
周辺施設
- 静岡市立清水船越小学校
- 清水船越老人福祉センター - 夫池に隣接。
- 船越生涯学習交流館 - 夫池に隣接、2024年に建て替えられた。
清水区内の大きな公園
- 秋葉山公園 (静岡市) - 2008年完成
- 清水日本平運動公園 - 日本平スタジアム(運動公園)
- 日本平公園→日本平山頂
- 清水忠霊塔公園
出典
参考資料
外部リンク
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