洪積台地
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洪積台地(こうせきだいち、英語:diluvial upland)とは、更新世(洪積世)において形成された平坦面が、その後隆起したことで形成された扇状地や三角州、台地の総称。一般に小規模であり、標高も低い(牧之原台地には標高が200mに達する部分があるなど例外もある)。基本的に水はけがよく、比較的平坦かつ地盤特性が良好で洪水の心配もないため、建築基礎地盤として好条件にあることが多い。水田には適さないため、畑作や果樹園、茶畑などに利用されることが多い。
洪積 (diluvial)は「ノアの洪水」を意味し、そのような天変地異を前提とした解釈を背後に持つ用語のため、地形学で用語「洪積台地」は使わなくなっており「最終間氷期とそれ以降に形成された段丘」のことを,単に「台地」と呼ぶようになっている。2017年現在の高校地理教科書9冊でも、6冊は「台地」とし、3冊はそれぞれ「洪積台地」、「台地(洪積台地)」「台地は洪積台地と呼ばれてきた」と記述している[1][2]。
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