日本のイタリア文学者、翻訳家 (1933-2018) ウィキペディアから
河島 英昭(かわしま ひであき、1933年11月22日 - 2018年5月25日[1])は、日本のイタリア文学者、翻訳家。東京外国語大学名誉教授。
東京府生まれ。福島県立白河高等学校卒業後、学資のため三年間働き、東京外国語大学イタリア語科を卒業、同大学副手、助手、専任講師、助教授、1960年からチェーザレ・パヴェーゼ全集の半ばを翻訳、1960年代後半にローマ大学に留学、1979年、東京外大教授。イタリア文学の研究、翻訳に業績をあげ、1988年、『ウンガレッティ全詩集』でピーコ・デッラ・ミランドラ賞、1990年、ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』の翻訳で日本翻訳文化賞[2]、1991年、BABEL国際翻訳大賞日本翻訳大賞、2006年、『イタリア・ユダヤ人の風景』で読売文学賞受賞。イタリア文学研究センター主宰。ほかにカルヴィーノ、モラヴィアの翻訳も多い。
ダンテ『神曲 〈地獄篇〉』を、口語詩体で一歌ずつ岩波書店の月刊誌「図書」で、2005年6月号から2008年6月号まで連載。続編〈煉獄篇〉も、同誌2011年1月号から連載された。第三篇〈天上篇〉まで完訳に至れば刊行予定である。
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