歩兵第43連隊

歩兵第43連隊（ほへいだい43れんたい、歩兵第四十三聯隊）は、大日本帝国陸軍の連隊のひとつ。

歩兵第43連隊
創設	1896年
廃止	1945年
所属政体	日本
所属組織	大日本帝国陸軍
部隊編制単位	連隊
兵科	歩兵
所在地	善通寺 - 徳島
通称号/略称	錦2435
上級単位	第11師団
最終位置	高知県 高知市
戦歴	日露 - シベリア出兵 - 日中 - 第二次世界大戦

沿革

• 1896年（明治29年） - 連隊本部を設置
• 1898年（明治31年）3月24日 - 軍旗拝受
• 1904年（明治37年） - 日露戦争に従軍
• 1911年（明治44年）5月12日 - 香川県仲多度郡善通寺町に移転^[1]。
• 大正期 - シベリア出兵に従軍
• 1937年（昭和12年） - 日中戦争勃発、上海に上陸し羅店鎮の戦いなどに参加
• 1944年（昭和19年） - 中部太平洋の守備担当の第31軍向けに第6派遣隊が編成され第3大隊が抽出される

3月20日 - 第3大隊はグアムに到着、陣地構築を開始

7月21日 - アメリカ軍上陸、激戦の末マンガン山にて玉砕

• 1945年（昭和20年）

4月 - 本土防衛のため満州から四国に移駐、高知沿岸にて陣地構築

8月 - 終戦

歴代連隊長

歴代の連隊長
（特記ない限り陸軍大佐）

代	氏名	在任期間	備考
1	三上晋太郎	1896.9.25 - 1898.2.28	中佐、大佐昇進
2	岡本忠能	1898.2.28 - 1901.11.3	中佐、1901.5.大佐
3	渡部之	1901.11.3 - 1902.11.15	中佐
4	西山保之	1902.11.15 - 1904.12.	中佐、1903.11.大佐
5	三松小次郎	1904.12.12 -	中佐
6	久野廉	1906.4.19 - 1910.10.27	中佐、大佐昇進
7	矢木亮太郎	1910.10.27 - 1914.1.14	中佐、1910.11.大佐
8	山田四郎	1914.1.14 - 1916.4.1
9	林二輔	1916.4.1 - 1917.8.6
10	中村稲彦	1917.8.6 -
11	林智得	1918.8.19 -
12	樺山正一	1923.8.6 -
13	梅沢銀造	1926.3.2 -
14	三毛一夫	1927.7.26 -
15	西原矩彦	1929.8.1 -
16	辻権作	1931.8.1 -
17	熊谷敬一	1933.8.1 -
18	浅間義雄	1935.12.2 -
19	花谷正	1937.11.1 -
20	村田孝生	1939.1.31 -
21	青山清	1940.12.2 -
末	多田金治	1944.1.27 -

脚注

1. 『官報』第8367号、明治44年5月16日。

参考文献

• 『日本陸軍連隊総覧 歩兵編（別冊歴史読本）』新人物往来社、1990年。
• 原 剛『明治期国土防衛史』錦正社、2002年。
• 外山操・森松俊夫編著『帝国陸軍編制総覧』芙蓉書房出版、1987年。
• 秦郁彦編『日本陸海軍総合事典』第2版、東京大学出版会、2005年。
• 外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。
• 『官報』

関連項目

• 大日本帝国陸軍連隊一覧
• 阿部謙四郎 - 一時期所属していた。