松波 太郎(まつなみ たろう、1982年6月28日 - )は日本の小説家、臨床家。三重県出身。
概要 松波 太郎(まつなみ たろう), 誕生 ...
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高校時代、スペインにサッカー留学の経験がある[1]。大東文化大学中退。北京外国語大学中退。宇都宮大学卒業。一橋大学大学院言語社会研究科修士課程修了。4校の大学に2年ずつ計8年間通っていた。
2008年、「廃車」(「革命」を改題)で第107回文學界新人賞を受賞し小説家デビュー。2009年、サッカーを題材とした「よもぎ学園高等学校蹴球部」で第141回芥川賞候補。2013年、「LIFE」で第150回芥川賞候補。2014年、単行本『LIFE』で第36回野間文芸新人賞を受賞。2016年、「ホモサピエンスの瞬間」で第154回芥川賞候補。
2018年、「10年間お世話になった紙の媒体から一度離れて、活字にこだわらない小説の道へと進む」とし[2]、自身の治療院を開設する。
単行本
- 『よもぎ学園高等学校蹴球部』(2009年、文藝春秋)
- 「廃車」(『文學界』2008年12月号)
- 「よもぎ学園高等学校蹴球部」(『文學界』2009年5月号)
- 『LIFE』(2014年、講談社)
- 「東京五輪」(『すばる』2012年5月号)
- 「西暦二〇一一」(『文學界』2012年8月号)
- 「LIFE」(『群像』2013年7月号)
- 『ホモサピエンスの瞬間』(2016年、文藝春秋)
- 「ホモサピエンスの瞬間」(『文學界』2015年10月号)
- 『月刊「小説」』(2016年、河出書房新社)
- 「アーノルド」(『群像』2009年5月号)
- 「関誠」(『すばる』2010年6月号)
- 「五臓文体論」(『すばる』2014年9月号)
- 「月刊「小説」」(『文藝』2016年夏季号)
- 『本を気持ちよく読めるからだになるための本 ―― ハリとお灸の「東洋医学」ショートショート』(2020年、晶文社)
- 『カルチャーセンター』(2022年、書肆侃侃房)
- 「カルチャーセンター」(『早稲田文学』2020年冬号)
- 『そこまでして覚えるようなコトバだっただろうか?』(2023年、書肆侃侃房)
- 「故郷」(『群像』2017年11月号)
- 「イベリア半島に生息する生物」(『文學界』2013年12月号)
- 「あカ佐タな」(『ことばと』vol.4)
- 「王国の行方 ―― 二代目の手腕」(『群像』2021年5月号)
- 『背中は語っている ―― 〈からだのことば〉をときほぐす東洋医学』(2024年、晶文社)
電子書籍のみ
- 『自由小説集』(2019年、集英社)
- 「イールズ播地郡」(『すばる』2011年1月号)
- 「梅波三郎」(『すばる』2009年8月号)
- 「梅波三郎――ワールドカップ篇」(『すばる』2010年8月号)
- 「台風全号」(『すばる』2013年6月号「サント・ニーニョ」を改題)
- 「梅波三郎――東日本大震災篇」(『すばる』2011年7月号)
- 「梅波三郎――新春篇」(『すばる』2015年1月号)
- 「踊りませんか、榊高ノブといっしょに」(『すばる』2009年11月号)
- 『不老不死』(2024年、SHOW SETS)
単行本未収録作品
- 「東の果て」(『文學界』2010年5月号)
- 「僕らはハッピーエンドに飢えている」(『文學界』2011年11月号)
- 「エッセイなんて書きたくない」(『新潮』2013年10月号)
- 「松波学園女子高等学校」(『早稲田文学』7)
- 「TARO POWER MILO !!」(『文藝』2018年春季号)
- 「5、4、3、2、1、0.9」(『ランバーロール』01)