朝明川

三重県の川 ウィキペディアから

朝明川

朝明川(あさけがわ)は、三重県北部(北勢)を流れる河川二級水系の本流である。

概要 朝明川, 水系 ...
朝明川
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下流部 朝明橋から下流方の川越火力発電所を望む
水系 二級水系 朝明川
種別 二級河川
延長 25.8 km
平均流量 -- m3/s
流域面積 86.1 km2
水源 釈迦ヶ岳
水源の標高 1092 m
河口・合流先 伊勢湾(三重県)
流域 日本の旗 日本 三重県

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三重県北部を流れる河川の位置関係。濃い破線は県境、薄い破線は市町村境。河川名は木曽川水系以外は水系本川のみ記載。

地理

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中流域(中村井堰付近、四日市市中村町)

鈴鹿山脈釈迦ヶ岳に源を発し、鈴鹿国定公園に含まれる朝明渓谷を刻みつつ丘陵地に出る。上流部には明治期にオランダ人技師、ヨハニス・デ・レーケの指導のもと築かれた「オランダ堰堤」や「なわだるみ堰堤」と呼ばれる砂防堰堤群があり、国の登録有形文化財に登録されている[1][2][3][4]。また1907年(明治40年)開設と県内の発電所では最古の中部電力千草水力発電所がある。

中流域の多くが砂底。菰野町北部を北東流しながら田光川などの支流を併せ、四日市市に入ってからは概ね東流。下流部で川越町を流れ、伊勢湾へ注ぐ。河口一帯は工業地帯で、河口左岸に中部電力川越火力発電所がある。

地名について

「朝明」の名は『和名抄伊勢国の項に「朝明郡」として見える。東征中の日本武尊が当地で夜明けを迎え、朝明川の水で口をすすいだことから川の名が付いた、とする伝承もある。

下流部の「川越町」(かつては川越村)は、明治期の町村制施行にあたり、朝明川を挟んだ南北の村々が川を越えて合併したことに因む。

流域の自治体

三重県
三重郡菰野町四日市市、三重郡朝日町、三重郡川越町

主な支流

二級河川と準用河川を下流側から順に記載する[5][6][7]

さらに見る 河川, よみ ...
河川よみ次数種別管理者主な経過地河川延長
(km)
備考
朝明川あさけがわ本川二級河川三重県川越町、朝日町、
四日市市、菰野町
25.294
関谷川せきやがわ1次支川準用河川朝日町朝日町
広永川ひろなががわ1次支川準用河川朝日町朝日町
宇奈川うながわ1次支川準用河川四日市市四日市市
平津川へいづがわ1次支川準用河川四日市市四日市市
朝明新川あさけしんかわ1次支川準用河川四日市市四日市市
萱生川かようがわ1次支川準用河川四日市市四日市市
谷川たにがわ1次支川準用河川四日市市四日市市
谷川支流たにがわしりゅう2次支川準用河川四日市市四日市市
古城川ふるしろがわ1次支川準用河川四日市市四日市市
名前川なまえがわ2次支川準用河川四日市市四日市市
彦左川ひこざがわ1次支川準用河川四日市市四日市市
田光川たびかがわ1次支川二級河川三重県菰野町4.875
杉谷川すぎたにがわ2次支川二級河川三重県菰野町3.130
田口川たぐちがわ2次支川二級河川三重県菰野町3.66
焼合川やけごうがわ1次支川二級河川三重県菰野町0.66
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並行する交通

流域の観光地

  • 朝明渓谷

脚注

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