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川越火力発電所
三重県川越町にある火力発電所 ウィキペディアから
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川越火力発電所(かわごえかりょくはつでんしょ)は、三重県三重郡川越町大字亀崎新田字朝明87-1にあるJERAの天然ガス火力発電所。
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概要
中部電力の設備として、1989年(平成元年)6月に1号機が運転を開始、4号系列までが建設された。
燃料に液化天然ガス(LNG)を使用している。天然ガスを液化する際にガス中の「ちり」、また燃焼時には硫黄分などの不純物を取り除いているため、硫黄酸化物や煤塵の発生がなく、クリーンな発電であるとされる。
1、2号機は主蒸気温度566℃、主蒸気圧力31MPa、さらに二段再熱式(再熱蒸気温度は二段とも566℃)とした超々臨界圧のボイラーおよび蒸気タービンを採用した。
3、4号系列は排熱回収型コンバインドサイクル発電方式を採用し、熱効率48.5%(高位発熱量基準)を達成している。
かつては世界最大の火力発電所であったが、2007年(平成19年)に台湾の台中発電所(583.4万kW)[1]、2008年に韓国の保寧(ポリョン)発電所(595.4万kW)[2]、2010年(平成22年)10月に東京電力の富津火力発電所(504万kW)[3]に追い抜かれた。
2019年4月、当発電所は中部電力からJERAに承継された。
2020年、当発電所のLNG基地は、日本初のLNGバンカリング船「かぐや」の拠点となった。
また、本発電所構内には、中部電力の太陽光発電設備がある。これは武豊火力発電所5号機の開発に伴い「メガソーラーたけとよ」の発電設備を「メガソーラーかわごえ」と名称を改め移設されたものであり、2017年5月31日に全面で運転を開始した[4]。
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発電設備
- 1号機
- 発電方式:汽力発電方式
- 定格出力:70万kW
- 使用燃料:LNG
- ボイラー:超々臨界圧二段再熱ボイラー
- 熱効率:41.7%(高位発熱量基準)
- 営業運転開始:1989年(平成元年)6月
- 2号機
- 発電方式:汽力発電方式
- 定格出力:70万kW
- 使用燃料:LNG
- ボイラー:超々臨界圧二段再熱ボイラー
- 熱効率:41.7%(高位発熱量基準)
- 営業運転開始:1990年(平成2年)6月
- 3号系列
- 発電方式:1,300℃級改良型コンバインドサイクル発電(Advanced Combined Cycle)方式
- 定格出力:170.1万kW(24.3万kW × 7軸)
- ガスタービン:15.8万kW × 7軸[6]
- 蒸気タービン: 8.5万kW × 7軸
- 使用燃料:LNG
- 熱効率
- 48.5%(高位発熱量基準)
- 53.9%(低位発熱量基準)
- 営業運転開始:1996年(平成8年)12月
- 4号系列
- 発電方式:1,300℃級改良型コンバインドサイクル発電(ACC)方式
- 定格出力:170.1万kW(24.3万kW × 7軸)
- ガスタービン:15.8万kW × 7軸
- 蒸気タービン: 8.5万kW × 7軸
- 使用燃料:LNG
- 熱効率
- 48.5%(高位発熱量基準)
- 53.9%(低位発熱量基準)
- 営業運転開始:1997年(平成9年)11月
- メガソーラーかわごえ
- 出力:7,500kW
- 想定年間発電量:1140万kWh
- 営業運転開始:2017年(平成29年)5月31日
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コミュニティ施設
- 川越電力館テラ46
- 温水プール
- 川越緑地公園
- 釣り桟橋
出典
関連項目
外部リンク
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