月長石 (小説)
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『月長石』(げっちょうせき、The Moonstone)は、イギリスのヴィクトリア朝の小説家ウィルキー・コリンズの長編探偵小説。1868年出版。
T・S・エリオットは「最初の、最長の、最上の探偵小説」、「最大にして最良の推理小説」と称えている。19世紀後半にイギリス小説界で絶大な人気を得た大ヒット作であり、コリンズの代表作である。
盗難を主題とした推理小説は、のちに怪盗ものが流行するものの、捜査視点で一貫している点、長大さの点で今なお隔絶した孤峰となっている。一方で最上(最良)はさておき、エリオットの言う最初・最長・推理小説かどうかは異論もある[1]。
1799年にインドに進出したイギリス軍の将校が、バラモン教徒の寺院に長く秘蔵されてきた秘宝・ムーンストーンと呼ばれる黄色いダイヤモンドを奪う。その後、ムーンストーンはイギリスに渡るが、その行くところ行くところに謎のインド人が影のように現れる。
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