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4世紀頃に成立したと見られる仏教仏典 ウィキペディアから
『金光明経』(こんこうみょうきょう、サンスクリット語: सुवर्णप्रभासोत्तमसूत्रेन्द्रराज、Suvarṇa-prabhāsa Sūtra、 スヴァルナ・プラバーサ・スートラ)は、4世紀頃に成立したとみられる仏教仏典のひとつ。大乗経典に属し、日本においては『法華経』・『仁王経』とともに護国三部経のひとつに数えられる。
原題は、「スヴァルナ」(suvarṇa)が「黄金」、「プラバーサ」(prabhāsa)が「輝き」、「スートラ」(sūtra)が「経」、総じて「黄金に輝く教え」の意。
主な内容としては、空の思想を基調とし、この経を広めまた読誦して正法をもって国王が施政すれば国は豊かになり、四天王をはじめ弁才天や吉祥天、堅牢地神などの諸天善神が国を守護するとされる。
この経典の漢訳については、曇無讖が412年から421年頃にかけて漢訳した『金光明経』4巻、宝貴などが597年に編纂した『合部金光明経』8巻、唐の義浄が自らインドから招来した経典を新たに漢訳した『金光明最勝王経』などがあり、「大正新脩大蔵経」経集部に所収されている。
日本へは古くから曇無讖訳の『金光明経』が伝わっていたようであるが、その後8世紀頃に義浄訳の『金光明最勝王経』が伝わり、聖武天皇はこれを写経して全国に配布した。また、741年(天平13年)には全国に国分寺を建立し、金光明四天王護国之寺と称された。
『金光明経(金光明最勝王経)』に基づく主な行事として次のようなものがある。
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