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映画 ウィキペディアから
『昼顔』(ひるがお、フランス語: Belle de jour, 「三色朝顔」「日中の美女」「昼間に稼ぐ娼婦」の意)は、1967年のフランス・イタリア合作映画である。ルイス・ブニュエル監督作品、原作はジョゼフ・ケッセルの同名小説である。第28回ヴェネツィア国際映画祭で最高賞である金獅子賞を受賞した。
昼顔 | |
---|---|
Belle de jour | |
監督 | ルイス・ブニュエル |
脚本 |
ジャン=クロード・カリエール ルイス・ブニュエル |
原作 | ジョゼフ・ケッセル |
製作 |
ロベール・アキム レーモン・アキム |
出演者 |
カトリーヌ・ドヌーヴ ジャン・ソレル |
撮影 | サッシャ・ヴィエルニ |
編集 | ルイゼット・オートクール |
配給 | 東和 |
公開 |
1967年9月(VIFF) 1967年5月24日 1967年9月30日 |
上映時間 | 100分 |
製作国 |
フランス イタリア |
言語 |
フランス語 スペイン語 |
次作 |
『夜顔』 (監督マノエル・デ・オリヴェイラ、2006年) |
美しい若妻のセヴリーヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)は、医師である夫のピエール(ジャン・ソレル)とともにパリで幸せな生活を送っていた。その一方、マゾヒスティックな空想に取り付かれてもいた。ある日セヴリーヌは友人から、上流階級の婦人たちが客を取る売春宿の話を聞き、迷った後に「昼顔」という名前で娼婦として働くようになる。セヴリーヌは黒エナメルのレインコートで店に行くと、同僚たちは即座に「サンローラン!素敵ね」とコートを褒める。上流階級が趣味で娼婦してるのは本当なんだとわかり親しくなる。様々な変わったSMやフェチなど性癖を持つ男性客や女性たちと接するうち、次第に自由奔放な性の快楽を受け入れていく。それまでどこかよそよそしかった冷たかった彼女の性生活は明らかに順調になり、ピエールとの夫婦関係も改善していく。二重生活のおかげでようやく自分の人生を取り戻した。
2006年、マノエル・ド・オリヴェイラ監督による続編『夜顔』 (フランス語: Belle toujours, 「つねに美女」の意) が製作され、第63回ヴェネツィア国際映画祭にて上映された。アンリ役はミシェル・ピコリのままだが、カトリーヌ・ドヌーヴが演じたセヴリーヌ役はビュル・オジェが演じた。オリヴェイラはブニュエルのわずか8歳下の同世代の監督だが、満97歳で同作を監督し、約40年ぶりの続編となった。
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