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2019年に公開された日本のアニメ映画 ウィキペディアから
『映画 スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて』(えいが スタートゥインクルプリキュア ほしのうたにおもいをこめて)は、2019年10月19日に公開の日本の劇場アニメ映画。
映画 スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて | |
---|---|
監督 | 田中裕太 |
脚本 | 田中仁 |
原作 | 東堂いづみ |
出演者 |
成瀬瑛美 小原好美 安野希世乃 小松未可子 上坂すみれ 木野日菜 吉野裕行 知念里奈 |
音楽 |
林ゆうき 橘麻美 |
主題歌 |
「キラリ☆彡スター☆トゥインクルプリキュア」 北川理恵 「Twinkle Stars」 知念里奈 |
制作会社 | 東映アニメーション |
製作会社 | 映画スター☆トゥインクルプリキュア製作委員会 |
配給 | 東映 |
公開 | 2019年10月19日 |
上映時間 | 約71分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 6億7000万円[1] |
前作 |
映画 プリキュアミラクルユニバース 映画 HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ(秋映画前作) |
次作 |
映画 プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日 映画 ヒーリングっど♥プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!(単独映画次作) |
キャッチコピーは「はじめまして! ちいさなお星さま☆」「さあ、歌おう♪ わたしたちの歌を大好きなキミへ 」。
「プリキュアシリーズ」映画作品の第27弾であり、『スター☆トゥインクルプリキュア』のレギュラー単独映画作品。2019年6月2日にシリーズとしては初めてとなるイメージビジュアルが[2][3]、同月24日にポスタービジュアルと主なスタッフが公開された[4][5][6]。
本作品のコンセプトについて、東映アニメーションプロデューサーの村瀬亜季は、「「夜空をかける“流れ星”のようなロマンチックな映画」を目指し、キラキラで夢やときめきがいっぱいだけど、ほんのちょっぴり切ない物語」と語っている。こうしたコンセプトや、村瀬と監督の田中裕太の抱く世界観やビジョン、想いを表現するため、イラストレーターのいなとめまきこに依頼し、水彩画タッチで絵本風のイメージビジュアルが作られた。イメージビジュアルはひかるとララが宇宙を見上げる「地球Ver.」、はぐれた流れ星が地球に向かってこぼれ落ちる「宇宙ver.」の2種が作られており、それぞれ「うたを歌おう。道しるべとなるように。」、「わたしたちはみんな、旅のとちゅう。」とキャッチコピーが付けられている[7][8]。
物語は言葉が通じない不思議な生き物・ユーマとの交流を描き、ユーマが“うた”に反応することを知ったひかるたちが“うた”を通じて絆を深め、ともに成長していく内容となっている[4][5]。
監督は『Go!プリンセスプリキュア』『映画 魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身!キュアモフルン!』を手がけた田中裕太が担当[2]、脚本は同2作品も手がけている田中仁が担当する。キャラクターデザイン・総作画監督は小松こずえ、音楽はテレビシリーズや『映画 プリキュアミラクルユニバース』に続いて林ゆうきと橘麻美が手がける[4]。
ゲスト声優として、星空刑事メリー・アン役に歌手・女優の知念里奈がプリキュアシリーズに初参加する。併せてこれまでのシリーズ作品で数々の音楽を手がけてきた大森祥子と高木洋による主題歌「Twinkle Stars」の歌唱も担当する。知念は2児の母としてプリキュアシリーズに触れてきており、今回の起用を受けて喜ぶとともに、演じるアンについては「すごくお茶目でおっちょこちょいでチャーミングなキャラクターなので、そんなキャラクターをしっかり演じられるといいなと思っています」、主題歌についても「歌詞には映画のテーマでもある「絆」をキーワードに大事なメッセージがたくさん詰まっていて、大人の私でも心に刺さってとても感激しました。私が歌わせていただく主題歌は映画の中で生まれる<うた>で、とても大事な意味を持っています。特別な歌を自分がどんな形で表現できるのかとてもワクワクしています」と語っている[9][10]。今回の敵キャラクターである宇宙ハンターにも、声優の咲野俊介と石川由依[注 1]、お笑いコンビラーメンズの片桐仁、俳優でいずれも今回が声優初挑戦となる濱津隆之と駒木根隆介がゲスト声優として出演する[12]。このほか、テレビ版制作局の朝日放送テレビの夕方ニュース番組『キャスト』が劇中番組として登場、同番組のメインキャスターを務める上田剛彦(同局所属のアナウンサー)も本人役で出演する[13]。
上映後には特報として、『映画 プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日』が2020年3月20日公開予定であることが発表された[注 2]。
2019年10月19日・20日の公開初日2日間では、全国230スクリーンで14万1000人を動員、興収1億6000万円を記録し、映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第3位を記録した[14]。第2週時点で累計動員数は32万人、累計興収も3億7000万円を突破している[15]。最終興収は6億7000万円[1]。
ぴあ調査の初日満足度ランキングでは満足度92.5で第2位に[16]、映画レビューサービス「Filmarks」の初日満足度ランキングでは4.13で第1位にランクインしている[17]。SNS上でもストーリーに感動したファンからの感想も投稿され話題となっている[18]。
宇宙空間でノットレイダーと戦うひかるたちプリキュアの5人。星空警察のメリー・アンの協力もあって撃退に成功するが、アンがブルーキャットことユニも逮捕しようとしたため、ユニはプルンスと共にロケットに乗って逃走。このため一時的に住まいが無くなってしまったララはひかるの家に泊まることになる。翌日ララの持つコスモグミのケースの中を見ると、星のような不思議な生き物が入っていた。それは昨日の戦闘中に降り注いだ流星群からこぼれ落ち、ミルキーの髪に引っかかった星のかけらだった。ひかるはこの生き物を「UMA(未確認動物)」からなぞらえて「ユーマ」と名付ける。
ユーマは言葉が通じないが、不思議な力を持っており、「えれなとまどかが修学旅行で訪れている沖縄に行きたい」というひかるの願い通り、ひかるとララを沖縄にワープさせた。思いもよらぬバカンスの中、最初はひかるにしか懐かずララに反発していたユーマだったが、次第にララにも心を許すようになる。イグアスの滝、ヤスール火山、ナスカの地上絵、ウユニ塩湖など世界中の絶景や不思議スポットへと飛んでいったり、歌に反応することを知ってからは、歌を通じてひかるたちとユーマは気持ちを通じ合わせ絆を育んでいった。
しかし、そのユーマの正体が星の種である「スタードロップ」であることが判明。惑星になるために宇宙に帰らなくてはならないことをアンから伝えられるが、ララはせっかく仲良くなれたユーマと別れるのがどうしても納得できない。そんな中、ユーマを狙う5人の宇宙ハンターが出現。ひかるたちプリキュアはハンターからユーマを守るべく戦うが、宇宙ハンターの悪意とララの悲しみを感じ取ったユーマは急激に成長し、恐るべき事態へと発展してゆく[19][20][21]。
本作品の主な敵となる5人の異星人。いずれも「星空警察」ですら手を焼くおたずね者の実力者で、目的のためならば暴力的行為も辞さない悪党たちで構成されている。
宇宙ハンターたちは全員仲間という関係ではなく、たまたま星空警察の無線を傍受して得た「スタードロップ(ユーマ)」の情報を元にそれぞれが地球へと飛来したもので、お互いを出し抜く形でスタードロップを奪い合い、最終的にはスタードロップを金儲けのためのオークションにかけようと目論んでいる。そのため、ユーマを守ろうとするプリキュアの排除も視野に入れて襲いかかる。
物語終盤では下記以外の宇宙ハンターも多数登場するが、いずれもアンによって全員逮捕されている。
上記の他、令和元年東日本台風(台風19号)の接近に伴いいずれも中止となったものの、2019年10月13日には横浜ブルク13で完成披露上映会及び舞台挨拶、また横浜市内全域を会場とした音楽イベント「横浜音祭り2019」に参加する形で、パシフィコ横浜国際交流ゾーン・プラザで主題歌歌手の吉武千颯とプリキュア役の声優5人が出演するミニステージの開催も予定されていた[38][39]。このうちミニステージについては、会場をランドマークプラザ・ガーデンスクエアに、出演者も成瀬・小原・吉武の3人に変更して11月4日に振替公演が開催された[40]。
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