明野 照葉(あけの てるは、1959年6月25日[1] - )は、日本の小説家。東京都中野区生まれ[2]。本名、田原葉子[2]。1982年、東京女子大学文理学部社会学科卒業[3]。
概要 明野 照葉(あけの てるは), 誕生 ...
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富士ゼロックス(現・富士フイルムビジネスイノベーション)などの勤務を経て、1998年、「雨女」で第37回オール讀物推理小説新人賞を受賞し、小説家デビュー[4]。2000年、『輪(RINKAI)廻』で第7回松本清張賞を受賞[4]。
- 輪廻(2000年6月 文藝春秋 / 2003年11月 文春文庫)
- 憑流(2001年4月 文藝春秋 / 2010年2月 文春文庫)
- 棲家(2001年8月 ハルキ・ホラー文庫 / 2010年3月 ハルキ文庫【新装版】)
- 赤道(2001年11月 光文社 / 2004年10月 光文社文庫)
- 女神(2002年6月 光文社 / 2006年9月 光文社文庫 / 2021年10月 光文社文庫【新装版】)
- 闇の音(2002年7月 ハルキ・ホラー文庫)
- 海鳴(2003年1月 双葉社 / 2012年2月 文春文庫)
- 感染夢 Carrier(2003年5月 実業之日本社 / 2011年6月 実業之日本社文庫)
- 汝の名(2003年8月 中央公論新社 / 2007年6月 中公文庫 / 2020年12月 中公文庫【新装版】)
- ひとごろし(2004年3月 角川春樹事務所 / 2009年10月 ハルキ文庫)
- 禁断(2004年12月 小学館 / 2011年12月 中公文庫)
- 骨肉(2005年3月 中央公論新社 / 2007年9月 中公文庫)
- 痛いひと(2005年11月 光文社)
- 【改題】降臨(2008年2月 光文社文庫)
- 収録作品:パンドラの匣 / 脳の傷に酒がしみる / それだけは言わないで / 充実 / 見つめてごらん / 伝染さないで / 降臨 / 汝の隣人愛すべし
- 25時のイヴたち(2006年3月 実業之日本社 / 2010年12月 実業之日本社文庫)
- 澪つくし(2006年5月 文藝春秋 / 2009年11月 文春文庫)
- 収録作品:かっぱタクシー / 三途BAR / ジェリーフィッシュ / つむじ風 / 石室 / 彼岸橋 / 雨女 / 澪つくし
- ソウル・ボディ―魂の約束(2007年5月 ゴマブックス【上・下】)
- 砂の花(2007年10月 祥伝社文庫)
- 聖域―調査員・森山環(2008年3月 中公文庫)
- さえずる舌(2009年3月 光文社文庫)
- フェイク(2010年1月 徳間文庫)
- 収録作品:タミちゃん / ドリーマー / 化粧 / 同級生 / 増殖 / えんがちょ / ひっつきむし / 辻灯篭
- 愛しいひと(2010年2月 文藝春秋 / 2012年9月 文春文庫)
- 家族トランプ(2010年4月 実業之日本社 / 2013年2月 実業之日本社文庫)
- 契約(2010年7月 光文社文庫)
- 冷ややかな肌(2010年10月 中公文庫)
- チャコズガーデン(2011年3月 中央公論新社 / 2013年3月 中公文庫)
- 東京ヴィレッジ(2012年1月 光文社 / 2014年11月 光文社文庫)
- その妻(2012年6月 中公文庫)
- そっと覗いてみてごらん(2013年4月 光文社文庫)
- 宿敵(2014年9月 中公文庫)
- 収録作品:月を撃つ / NOBODY / 在星邦女 / 満願の月 / 宿敵
- 浸蝕(2015年8月 実業之日本社文庫)
- 嘘(2016年10月 幻冬舎文庫)
- 魔家族(2017年10月 光文社文庫)
- 魔性(2019年9月 PHP文芸文庫)
- 誰?(2020年8月 徳間文庫)
- 黒白の一族(2021年12月 光文社)
アンソロジー
「」内が明野照葉の作品
- 緋迷宮(2001年12月 祥伝社文庫)「恋歌」
- 紫迷宮(2002年12月 祥伝社文庫)「かっぱタクシー」
- 鬼瑠璃草(2003年1月 祥伝社文庫)「色紋様」
- ミステリア(2003年12月 祥伝社文庫)「増殖」
- 暗闇(ダークサイド)を追いかけろ(2004年11月 光文社カッパ・ノベルス / 2008年5月 光文社文庫)「古井戸」
『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.440