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日本の出版社 ウィキペディアから
実業之日本社文庫(じつぎょうのにほんしゃぶんこ、Jitsugyo no Nihon Sha Bunko)は、株式会社実業之日本社が発行している文庫レーベル。実日文庫(じっぴぶんこ)と通称される[1]。
2010年(平成22年)10月5日に創刊された[2]。 なお、その10日後の10月15日にPHP研究所のPHP文芸文庫が創刊されている[3]。原則として偶数月の5日に発売されている[2]。キャッチコピーは「実る、業ひかる」である[4][5]。実業之日本社文庫のマスコットキャラクターは「ジッピィ」といい、イラストは山下以登による[6][7]。カバーデザインは鈴木正道などが担当している[8]。文庫書き下ろしや単行本やジョイ・ノベルスの文庫化などの作品が収録されている[9]。創刊ラインナップのうちの1点、東野圭吾『白銀ジャック』は、発売から1か月強で累計100万部を達成した。これは同社で初のミリオンセラーとなった[10]。また、単行本を経てから価格を下げて文庫化する、という流れが一般的であるが、『白銀ジャック』は雑誌掲載の後に「いきなり文庫」として発売され、その1年1か月後に単行本化されるという通常とは逆の順序をたどった[11]。2017年、実業之日本社が創業120周年を迎えるのを機に、実業之日本社文庫のマスコットキャラクター「ジッピィ」がカンパニーキャラクターに昇格する[12]。
創刊ラインナップは以下のとおり[13]。
2021年4月8日よりライト文芸を扱う実業之日本社文庫の新シリーズとして実業之日本社文庫GROWが刊行開始された。キャッチコピーは「きっと見つかる、大切なもの。」[14]。初回配本はは沖田円『雲雀坂の魔法使い』、いぬじゅん『今、きみの瞳に映るのは。』、谷山走太『負けるための甲子園』。
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