旧細川刑部邸
熊本県熊本市の熊本城跡にある武家屋敷 ウィキペディアから
熊本県熊本市の熊本城跡にある武家屋敷 ウィキペディアから
旧細川刑部邸(きゅうほそかわぎょうぶてい)は、熊本県熊本市中央区の熊本城三の丸跡にある武家屋敷。熊本県指定重要文化財建造物に指定されている[1]。なお、細川刑部家(子飼細川とも言う)は細川内膳家(砂取細川)と並ぶ細川藩の一門家臣家(いずれも江戸期は長岡姓)であった。
この屋敷は熊本藩主となった細川忠利の弟、細川興孝が刑部家を興したのち、現在の熊本市中央区東子飼町に建てられた下屋敷である[1]。
書院造で主屋や別棟の茶室があり、主屋の一部は2階建ての居室「春松閣」となっている[2]。1985年(昭和60年)に熊本県指定重要文化財に指定された[1]。
1993年(平成5年)に東子飼町から現在地の三の丸地区の二丸御屋形跡に移築[1]。2005年(平成17年)には特別史跡熊本城跡に追加指定された[1]。
2015年(平成27年)8月25日、台風による強風で、屋敷を囲む塀がおよそ70メートル余り倒れた[3]。
さらに2016年(平成28年)の熊本地震後に被災状況調査と耐震診断が実施され、土壁の一部が剥がれ落ち、屋根瓦にずれなどの被害を確認したほか、主屋などは耐震不足と判定された[2]。2023年(令和5年)11月17日から12月3日まで限定公開された後、復旧工事と耐震補強工事が実施され、2028年度(令和10年)中に一般公開を再開する予定である[2]。
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