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日本宗教者平和協議会(にほんしゅうきょうしゃへいわきょうぎかい)は、宗教を信仰する者による日本の超宗派の平和運動団体である。略称宗平協(しゅうへいきょう)。
信仰を持つ者を「宗教者」と呼び、参加宗教者各々の信仰を尊重しつつ、宗教の違いを超えた「宗教者の良心に基づき世界の平和と人類の幸福に寄与する」ことを目的として式典の開催や運動を行っている。同会によると会員の宗派構成は、仏教・キリスト教・神道・天理教及び新宗教と多岐にわたる。アジア仏教徒平和会議、日本キリスト者平和の会、真宗平和の会も参加。なお、会として宗教活動(特定教派の活動等)を行うものではなく、宗教組織ではない。
「信教の自由と政教分離の確立」、「核兵器の完全禁止と廃絶」、「(自衛隊及び在日米軍)軍事基地の撤去と軍事条約(日米同盟)の撤廃」、「日本国憲法の擁護と平和・民主条項の実現」、「人権の擁護と民主主義の発展」、「環境の保全と回復」、「宗教者の国際連帯の強化」(平和五原則)を掲げている。内閣総理大臣の靖国神社公式参拝には、日本による侵略戦争を肯定し政教分離に反するとして、反対している。
毎年3月1日(ビキニデー)に「故久保山愛吉墓前祭」を実施している他、原水協の原水爆禁止世界大会宗教者集会、日本宗教者平和会議などを開催している。ベトナム戦争中はベトナム宗教者の支援、イラク戦争に際しては自衛隊派兵反対活動を実施した。
創価学会・公明党を政教一致であるとして機関誌で批判している[1]。
宗平協との懇談の際日本共産党は、協力共同の発展を期待していると述べている[2]。また、宗平協40周年祝賀会及び45周年懇親会では、同党の書記局長市田忠義が来賓として出席し挨拶した[3]。
2002年宗教者平和会議で基調講演した、日本共産党中央委員兼宗教委員会責任者で宗教学者の日隈威徳は「日本宗平協の発足と40年の運動の歴史は現代宗教史にとって画期的」と評価した[4]。
京都宗平協結成50周年レセプションには、来賓として衆議院議員(日本共産党)の穀田恵二、京都仏教会理事、京都キリスト協議会牧師、京都原水協役員らが参加[5][6]。
青年向けの組織として、宗教青年平和協議会がある。
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