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愛知県にある私立大学 ウィキペディアから
愛知工業大学(あいちこうぎょうだいがく、英語: Aichi Institute of Technology)は、日本の私立大学。愛知県豊田市に本部を置き、学校法人名古屋電気学園によって運営されている。1912年創立、1959年大学設置。略称は愛工大[2]、愛知工大、AIT(エーアイテイー)など。
愛知工業大学を運営する学校法人名古屋電気学園は、日本国内における工業・生活基盤の主動力の電気への転換期であった時代背景から1912年に教育者・後藤喬三郎が産業界の第一線で活躍する技術者の育成を目標として創設した名古屋電気学講習所を起源とする。1913年に名古屋電気学校(中部地方で初の旧制電気専門学校)を設立、1949年廃止、1959年に大学として昇格させ、電気工学科のみから成る名古屋電気大学を設立、1960年に他学科の増設に際して現在の大学名へと改称。現在では3学部7学科14専攻、大学院2研究科を擁する理工系教育を基盤とする私立大学である。
建学の精神に「自由・愛・正義」を掲げ、「科学技術の発展のみに邁進するエンジニアではなく、人と地球に優しい血の通ったエンジニアを育てる」ため「創造と人間性」を教育のモットーとしている。
大学の歌
シンボルマーク
イメージキャラクター
2003年5月より「鉄人28号」が愛知工業大学の公式イメージキャラクターとして採用されている。2つの見方に基づいてこのキャラクターが相応しいとされ、採用された経緯をもつ。1つ目は、『ストーリーにおける鉄人28号が苦難を経て完成するまでの軌跡は、愛知工業大学の実学教育が軸に置くものづくりの象徴である』という見方、2つ目は、「鉄人28号がリモコン操作する人間によって正義にも悪にもなることは愛知工業大学の掲げる教育モットー『科学技術の発展のみに邁進するエンジニアではなく、人と地球に優しい血の通ったエンジニアを育てる』の重要性を表している」という見方である。
1912年 | 7月 | 名古屋電気学講習所の設立予定が発表される。 |
---|---|---|
9月 | 名古屋市中区矢場町の民家を借り、名古屋電気学講習所が設立される。 | |
12
月 |
愛知県より学校設置認可を受け、私立名古屋電気学校(夜間、就業年限1年)となる。 | |
1913年 | 4月 | 修行年限を3年(予科2年・本科1年)へと学則改正。 |
昼間部、夜間部を設置。 | ||
1915年 | 9月 | 本科の上に高等科(修業年限6カ月)設置。 |
1916年 | 6月 | 名古屋市中区新栄町の旧逓信講習所敷地および校舎を購入し、同市中区矢場町より移転。 |
1920年 | 1月 | 私立名古屋電気学校を名古屋電気学校に校名変更。 |
1937年 | 4月 | 名古屋市千種区若水町に増設された校舎に昼間部を移転。 |
1945年 | 3月 | 名古屋市中区新栄町の校舎が爆撃により消失し、夜間部の授業が同市千種区若水の校舎にて移転実施される。 |
1947年 | 4月 | 名古屋電気中学校設置。 |
1949年 | 4月 | 名古屋電気高等学校設置。 |
12月 | 名古屋電気学校廃止。 | |
1954年 | 4月 | 名古屋電気短期大学設置。 |
1959年 | 4月 | 名古屋電気大学設置、工学部電気工学科開設。 |
1960年 | 4月 | 名古屋電気大学を愛知工業大学に校名変更。 |
工学部に電子工学科、応用化学科を開設。 | ||
1962年 | 4月 | 工学部に機械工学科、経営工学科を開設。 |
1963年 | 4月 | 工学部第II部設置、電気工学科、機械工学科を開設。 |
1964年 | 12月 | 愛知県豊田市八草町八千草台への大学移転計画に着手。 |
1965年 | 4月 | 工学部第I部に土木工学科を開設。 |
7月 | 名古屋電気短期大学を愛知工業大学短期大学部に校名変更。 | |
1966年 | 4月 | 愛知工業大学大学院工学研究科修士課程を設置、電気工学専攻・応用化学専攻を開設。 |
1968年 | 4月 | 工学部第I部に建築学科を開設。 |
1972年 | 2月 | 附属環境工学研究所を開設。 |
1973年 | 4月 | 大学院工学研究科修士課程に土木工学専攻を開設。 |
工学専攻科経営工学専攻を開設。 | ||
1974年 | 3月 | 愛知県豊田市八草町八千種台への大学移転が完了する。 |
7月 | 附属図書館竣工。 | |
1976年 | 4月 | 工学部第I部に建築工学科を開設。 |
大学院工学研究科修士課程に機械工学専攻、建築学専攻を開設。 | ||
1977年 | 1月 | 鉀徳館(体育館兼講堂)竣工。 |
11月 | 計算センター竣工。 | |
1978年 | 8月 | 愛知工業大学短期大学部を廃止。 |
1981年 | 10月 | 国際交流センターを開設。 |
1988年 | 4月 | 工学部第I部に情報通信工学科を開設。 |
1992年 | 4月 | 大学院工学研究科に博士(後期3年)課程の電気・材料工学専攻、生産・建設工学専攻を開設。 |
大学院工学研究科修士課程を電気電子工学専攻、材料化学専攻、生産システム工学専攻、建設システム工学専攻の4専攻に改組。 | ||
6月 | 附属環境工学研究所廃止。 | |
11月 | 附属総合技術研究所開設。 | |
1998年 | 4月 | 第I部9学科に昼間主コース・夜間主コースを設置。 |
第II部2学科を募集停止。 | ||
情報教育センター竣工。 | ||
1999年 | 4月 | 耐震実験センター竣工。 |
2000年 | 4月 | 工学部経営工学科を経営情報科学部に改組。 |
経営情報学科、マーケティング情報学科を開設。 | ||
7月 | エクステンションセンター開設。 | |
2003年 | 4月 | インターンシップ支援センター開設。 |
みらい工房開設。 | ||
2004年 | 4月 | 学科を改組し学部のもとに学科、専攻を設置
(工学部のもとに電気学科、応用化学科、機械学科、都市環境学科を設置、電気学科のもとに電気工学専攻、電子工学専攻、情報通信工学専攻を、応用化学科のもとに応用化学専攻を、機械学科のもとに機械工学専攻、知能機械工学専攻を、都市環境学科のもとに土木工学専攻、建築学専攻、建築環境学専攻を設置、 経営情報科学部のもとに情報科学科、マーケティング情報学科を設置、情報科学科のもとに経営情報システム専攻、コンピュータシステム専攻を、マーケティング情報学科のもとにマーケティング情報専攻を設置)。 |
2005年 | 4月 | 大学院に経営情報科学研究科を開設し、同研究科博士前期課程及び博士後期課程に経営情報科学専攻を設置。 |
名古屋市千種区本山にキャンパスを増設。 | ||
地域防災研究センターを開設。 | ||
2006年 | 4月 | 大学院工学研究科博士前期課程の生産システム工学専攻を機械工学専攻に改称。 |
2007年 | 4月 | 夜間主コースを募集停止。 |
エコ電力研究センター開設。 | ||
2009年 | 4月 | 工学部を電気学科2専攻(電気工学専攻、電子情報工学専攻)、応用化学科2専攻(応用化学専攻、バイオ環境化学専攻)、機械学科2専攻(機械工学専攻、機械創造工学専攻)、都市環境学科1専攻(土木工学専攻)、建築学科2専攻(建築学専攻、住居デザイン専攻)に改組、経営学部を経営学科3専攻(経営情報システム専攻、ビジネスマネジメント専攻、スポーツマネジメント専攻)に改組、情報科学部を情報科学科2専攻(コンピュータシステム専攻、メディア情報専攻)に改組。 |
2010年 | 4月 | 名古屋市千種区自由ヶ丘にキャンパスを増設。 |
2015年 | 4月 | 工学部都市環境学科を工学部土木工学科に改称し、土木工学科に防災土木工学専攻を開設。 |
2024年 | 4月 | 工学部土木工学科を工学部社会基盤学科に改称し、防災土木工学専攻を都市デザイン専攻に改称。 |
※基礎教育センターは、全学共通の基礎科目・教養科目の講義を担当する教員の所属する部署を表しており、この部署に学生がゼミ配属されることはない。
この節に雑多な内容が羅列されています。 |
開始。
愛知県主催の産学行政連携研究事業。下記は、当学が参画したプロジェクトにおいて担当した研究開発。
長い歴史の中で多くの卒業生が中京圏を基盤とする企業から全国規模、世界規模の企業まで幅広く活動しており、愛知工業大学の就職後援組織である愛名会に加入する企業への就職者数は例年、卒業者数の4割台を占める。東洋経済新報社によると、大学全体の実就職率ランキングは2023年に全国第1位、また2014年~2016年の学部別累積実就職率ランキングは理工系で全国第2位である[14][15]。
本山キャンパスは、当学教員による科学技術講座を地域住民向けに開催する用途など、地域還元を目的に設置されており、学部・大学院の講義や研究活動には使用されていない。
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