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『怒首領蜂』(どどんぱち)は、ケイブが開発した業務用縦スクロールシューティングゲーム。1997年稼動開始。発売元はアトラス。
ジャンル | シューティングゲーム |
---|---|
対応機種 |
アーケード[AC] セガサターン[SS] PlayStation[PS] ゲームアーカイブス[GA] |
開発元 |
[AC][SS]:ケイブ [PS][GA]:SPS |
発売元 |
[AC][SS]:アトラス [PS]:SPS [GA]:ハムスター |
プロデューサー | 高野健一 |
デザイナー |
井上淳哉 荻原直樹 若林明 田中周幸 新田理一郎 |
プログラマー |
池田恒基 神山聡 渡辺信 市村崇志 |
人数 | 1~2人 |
メディア |
[AC]:業務用基板 [SS][PS]:CD-ROM [GA]:ダウンロード配信 |
発売日 |
[AC]:1997年3月 [SS]:1997年9月18日 [PS]:1998年9月10日 [GA]:2010年5月26日(PSP/PS3) |
その他 | Xbox 360版は『INSTANT BRAIN』のおまけとして収録。Kinect対応。 |
前作である『首領蜂』(どんぱち)の続編に当たる作品である。
「敵の撃った弾を避ける」というシューティングゲームの基本的な要素を極端に高め、1画面に最大245発という凄まじい数、かつスピードの遅い敵弾(弾幕)と、それらの隙間を抜けられるほどの極端に小さい当たり判定の自機が話題を呼び大ヒットし、現在に至るまで続く「弾幕系シューティング」の金字塔作品として知られる。 また、プレイヤーキャラの上司である首領ことシュバルリッツ・ロンゲーナ大佐が、2周目7面序盤に放つ決め文句「死ぬがよい。」は、本シリーズを象徴する言葉として、続編の『怒首領蜂 大往生』のPlayStation 2版においても採用されるなど、高難度への挑戦意欲をかきたてる有名なキャッチコピーとなっている。
「IKD」こと池田恒基は、本作が市場に受け入れられなかった場合、ゲーム業界からの引退も考えていたと、専門誌月刊アルカディアに寄せたコメントの中で振り返っている[1]。
本項では、iアプリ『ドドンプチ零』についても解説する。
シリーズラインナップは以下の通りである。
前作『首領蜂』で行われた演習戦争は、7年もの歳月を費やして終結した。この戦いに勝利した最強の兵たちは、民衆から「首領蜂」(首領の命令に従うだけの働き蜂)と揶揄され、蔑まれた。
それから更に長い年月を経たある時、星団外周を警護していた第七星団艦隊が突如連絡を絶ち、それと同時に「機械化惑星人」を名乗る未知の軍隊が来襲した。軍は大艦隊をもってこれに応戦するが、全く歯が立たず戦況は絶望的であった。そうした状況の下、首領ことシュバルリッツ・ロンゲーナ大佐の発案により、新鋭機「超最強撲滅戦闘機 DO-N82」で応戦するという反攻作戦が発動する。首領蜂たちは、たった2機の戦闘機を用いて強大な機械化惑星人に立ち向かう。
激しい戦いの末、首領蜂たちは機械化惑星人の殲滅に成功する。だが、首領の口から機械化惑星人の正体が消息を絶った第七星団艦隊であると明かされ、首領蜂たちを始末するつもりだったことが判明する。そして首領はさらに強力な部隊をけしかけ、ついには自ら「最終鬼畜兵器」を駆って首領蜂たちに襲い掛かる。
首領蜂は、多大な犠牲を払い、激戦の末に首領を撃破する。その反面、人口増加、環境汚染、軍備拡張などの社会問題も、皮肉にもこの戦争によって解決されていた。首領の計画とはこの事だったのかも知れないが、今となっては確かめる術は無い。
正式なステージ名、中ボスは不明。
この作品には多数のボーナスが存在し、それらをいかに維持・獲得するかでスコアに大きな差が生じる。
獲得個数 | 点数 |
---|---|
1 | 100 |
2 | 200 |
3 | 400 |
4 | 800 |
5 | 1000 |
6 | 2000 |
7 | 4000 |
8 | 8000 |
9 | 10000 |
10 | 20000 |
11 | 40000 |
12 | 80000 |
13 | 10万[2] |
当作品には、ノーコンティニューで下記の条件のいずれかを満たした時のみ挑戦可能な2周目が存在する。
内容として主に挙げられるのは敵弾の倍増、コンボゲージ時間の延長、ボムボーナスの増加、そして1周目にはない7面、即ち真のラスボス「最終鬼畜兵器 蜂」および同第二形態「火蜂」の存在である。特に「火蜂」は全画面を埋め尽くすほどの敵弾を常時ばら撒く上にボム攻撃中やプレイヤーが死んだ後の無敵時間内は一切ダメージを受け付けない。
セガサターン版のハイスコアアタックキャンペーンの優勝賞品として1枚だけ生産された非売品の基板であり、タイトル画面の色にちなんで“青版”とも呼ばれている。
通常版との違いは、
等となっており、いくつかの要素は『怒首領蜂 大往生』の原型ともなっている。
個人の所有物であるが、まれに一部のゲームセンターに貸し出されることがある。また、同バージョンは2006年12月28日~30日に開催されたイベント「年忘れケイブ祭り」でもプレイできた[3]。
『ドドンプチ零』(どどんぷちぜろ)は、2003年にケイブが配信したiアプリであり、「ゲーセン横丁」オリジナル作品にあたる[7]。
同作の開発は、オリジナル版『怒首領蜂』の開発チームが担当しており[8]、当時ケイブで「ゲーセン横丁」配信作品に携わっていた古川守は、「あそこで携帯アプリ用シューティングゲームのエンジンが1つ確立されたので、その意味でも大きな価値のあるタイトルでした」と、ライター・早苗月 ハンバーグ食べ男とのインタビューの中で振り返っている[8]。
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