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日本のコンピュータゲーム ウィキペディアから
『幽☆遊☆白書 魔強統一戦』(ゆうゆうはくしょ まきょうとういつせん)は、1994年9月30日に日本のセガから発売されたメガドライブ用2D対戦型格闘ゲーム。日本国外ではブラジルのみ発売された。
ジャンル | 2D対戦型格闘ゲーム |
---|---|
対応機種 | メガドライブ |
開発元 | トレジャー |
発売元 |
セガ Tectoy |
ディレクター | 菊地徹彦 |
プログラマー |
右京雅生 八井田満 |
音楽 |
村田智 鈴木勝彦 畑亜貴 半沢紀雄 |
美術 |
菊地徹彦 荻野誠 |
人数 | 1 - 4人(対戦プレイ) |
メディア | 24メガビットロムカセット |
発売日 |
1994年9月30日 1999年12月 |
デバイス |
ファイティングパッド6B対応 セガタップ対応 アーケードパワースティック6B対応 |
その他 |
型式: G-4122 048380 |
『週刊少年ジャンプ』で連載された漫画『幽☆遊☆白書』(1990年 - 1994年)のゲーム化作品[1]。メガドライブでは同年1月にアクションアドベンチャーゲームとして『幽☆遊☆白書 外伝』がリリースされており、本作品はそれに次ぐ第2弾ソフトとなる[2]。プレイヤー操作可能キャラクターは原作の「魔界の穴編」までに登場したキャラからセレクト、ストーリーは「魔強統一戦」という謎の武術会への招待状が届けられた各キャラクターたちが最強を決する戦いの興じるという本作品独自のものになっている[3]。
2019年9月にはセガが自ら手掛けリリースされる復刻系ゲーム機・メガドライブ ミニにプリインストール(本体にあらかじめインストール)される42作品の一つとして収録された[4][5][6][7]。
ゲームスタイルは比較的オーソドックスな2D型対戦格闘だが、最大の特徴として、当時の対戦型格闘ゲームでは例をみない4人同時対戦が挙げられる。また、ダッシュ・バックステップ・2段ジャンプなど、当時様々なタイトルを通じて発展途上にあった格闘ゲームのシステムを数多く取り込み、その上で打撃技の相殺など独自のシステムも盛り込んでいる[3]。
操作は簡単で難易度は低く、初心者でも楽しめる作りであるのが特徴。キャラクター同士のパワーバランスも非常に良く、どのキャラクターで勝負してもきちんと戦える点でも高い評価を得ている。アニメと同じ声優がキャラクターボイスを担当している点でもファンに好まれた[3]。
基本操作は8方向レバーでの移動・しゃがみ・ジャンプ、6ボタンで様々なアクションを行う。3ボタンでの操作にも対応。攻撃ボタンは基本的に強・弱の2つで、前後から攻撃を受ける可能性のあるシステム上、ガードに専用のボタンが割り当てられている点が一般的な2D型格闘ゲームとの大きな違いである。また、必殺技のコマンドが比較的簡単で各キャラであまり違いがないため、ハードルが低く多人数で遊ぶスタイルにマッチしている。
主人公幽助とその仲間、また彼らとかつて戦った妖怪たちのもとへ「魔強統一戦」という謎の武術会への招待状が届く。最強を決めるために、11名の猛者が集まった。
本作品は、トレジャーからセガに持ち込まれた「仙術核統アクシオン」というゲームの企画をもとにしている[8]。
ディレクターは後にセガサターン用ソフト『ガーディアンヒーローズ』(1996年)を手掛けた菊地徹彦、プログラムはファミリーソフトのX68000用ソフト『マッドストーカー』(1994年)を手掛けた右京雅生およびメガドライブ用ソフト『ガンスターヒーローズ』(1993年)を手掛けた八井田満、音楽は『ガンスターヒーローズ』を手掛けた村田智、コナミのファミリーコンピュータ用ソフト『ツインビー3 ポコポコ大魔王』(1989年)を手掛けた鈴木勝彦、コナミのメガドライブ用ソフト『ロケットナイトアドベンチャーズ』(1993年)を手掛けた畑亜貴、コナミのゲームボーイ用ソフト『ドラキュラ伝説』(1989年)を手掛けた半沢紀雄が担当している。
メガドライブはスーパーファミコンを筆頭とした当時のゲーム機群においては一般認知度や実売数がさほどでも無かったこともあり、この作品もアニメ本放送でCMを流すなど宣伝には努めたが、大ヒットと言うには至っていない[要出典]。しかしゲームをプレイした人々が4人対戦の面白さを口コミで伝えることで評判を呼び、ゲーム専門誌『Beep! メガドライブ』(のちのゲーマガ』)の読者投票では、メガドライブソフト約500本の中から最高2位に入った時期もあったなど、ヘビーユーザーを中心に評価が高い[要文献特定詳細情報]。
開発会社トレジャーにとっては、『ガンスターヒーローズ』(1993年)、『ダイナマイトヘッディー』(1994年)に続く成功で開発力に対する評価を確かなものにした作品ともなった。また、メガドライブ単体でクリアなPCM再生を実現することに成功したソフトでもある[3]。
評価 | ||||||||||||||||||||||||
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項目 | キャラクタ | 音楽 | お買得度 | 操作性 | 熱中度 | オリジナリティ | 総合 |
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得点 | 4.1 | 3.8 | 3.7 | 4.2 | 4.4 | 4.0 | 24.2 |
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