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ボストンのアルバム ウィキペディアから
分厚いギター・サウンドによるハードな音作り、それでいてポップで聴きやすいメロディ、そして爽やかなコーラス・ワーク等、デビュー作とは思えない完成度を誇る。その音楽性はカンサスやジャーニー等と並んでアメリカン・プログレ・ハードと称される。また、ボストンの曲がきっかけでクラシック・ロックという言葉も生まれた。 当時使用していた機材は、殆どが自作か改造されたアンプ若しくはエフェクターで、特にマエストロ社のエコープレックス EP-2を改造して作られたエフェクターは有名。ライブやレコーディングでギターを二重に聴かせる「ダブラー」やテープエコー、独特のディレイによる効果音を作り出す「Hyper Space Pedal」は全てエコープレックスの改造によるものである。またマーシャルのアンプを改造してゲインと高域を強調させ、MXR社の6バンドイコライザで中域を強調させたりもしている。その他自作のアッテネーター(当時Power Soakは無い)やコンプレッサー、Bossのフェイザーなどの一部製品やワウペダルなども使用していた。 ギターはGibsonのレス・ポールゴールドトップのピックアップを取替え、フロントにソープバータイプのP-90、リアにディマジオのDP-100 Super Distortionなどを使用していた。他にもフロント・リア共にDP-100であったり、「マイティーマウス」の絵柄が描かれているレスポール(フロントにP-90、リアにDP-100)を使用。アコースティックギターは、後のアルバムも含めGuild製のものを使用している。 オルガンも後の作品含め、ハモンドオルガンを使用。
バンドにとっての代表曲「宇宙の彼方へ」や「ロング・タイム」などが収録されている。ちなみに、ボストンの楽曲はほとんどトム・ショルツが一人で書いている。しかし、あまりにも商業的に成功したため、レコード会社やメンバーとの間で様々なトラブルが生じてしまった。そのため、次作『ドント・ルック・バック』(1978年)以降、アルバム発表のインターバルが非常に長くなっていく。
全米ビルボード・チャートでは最高第3位を記録し、142週チャートイン。これまでにアメリカだけで1700万枚、全世界では2,000万枚を売り上げている。デビュー作としては異例の大ヒットとなった。
『ローリング・ストーン誌の選ぶオールタイム・ベスト・デビュー・アルバム100』に於いて、41位[1]にランクイン。
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