川崎寿彦
日本の英文学者 ウィキペディアから
川崎 寿彦(かわさき としひこ、1929年3月30日 - 1989年4月18日)は、日本の英文学者。名古屋大学文学部教授。
経歴
1929年、東京生まれ。静岡高校を経て[1]、1953年[2]、京都大学文学部に進学。同大学を卒業して渡米し、ウィスコンシン大学大学院を修了。
名古屋大学文学部教授を務め、1989年に在職中に死去。
受賞・栄典
研究内容・業績
当初は17~18世紀英国の詩を専門としたが、後に庭園など文化史において業績を上げた。中でも、『庭のイングランド』が話題となった。著作多数あり、没後も遺稿が刊行された。
家族・親族
- 弟:川崎彰彦は作家。
著作
- 著書
- 『ニュークリティシズム概論』研究社出版 1964
- 『分析批評入門』至文堂 1967
- 『ダンの世界:天上の女と地上の神』研究社出版 1967
- 『マーヴェルの庭』研究社出版 1974
- 『鏡のマニエリスム:ルネッサンス想像力の側面』研究社出版 1978
- 『庭のイングランド:風景の記号学と英国近代史』名古屋大学出版会 1983
- 『楽園と庭:イギリス市民社会の成立』中公新書 1984
- 『イギリス文学史入門』研究社出版(英語・英米文学入門シリーズ) 1986
- 『森のイングランド:ロビン・フッドからチャタレー夫人まで』平凡社 1987
- 選書化 平凡社ライブラリー 1997
- 『森と人間 2000年』日本林業技術協会 1987
- 『英詩再入門』名古屋大学出版会 1990
- 『薔薇をして語らしめよ:空間表象の文学』名古屋大学出版会 1991
- 『楽園のイングランド:パラダイスのパラダイム』河出書房新社 1991
- 共編著
脚注
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