岫巌満族自治県(しゅうがん-まんぞく-じちけん、満洲語: ᠰᡝᡥᡝᡥᡠᠨ
ᠮᠠᠨᠵᡠᡳ
ᠪᡝᠶᡝ
ᡩᠠᠰᠠᡵᠠ
ᡥᡡᠰᠠ[1] 、転写:sehehun manju-i beye dasara gūsa)は中華人民共和国遼寧省鞍山市に位置する自治県。満洲族の人口は89%を占める。
地理
岫巖県は遼東半島の北部、黄海沿岸に位置する。岫とは穴のある山を意味し、潮汐により岩に多くの穴が形成された地形が広がる。瀋陽市まで243km、鞍山市の中心部まで136kmに位置して、 東隣は鳳城市、西は営口市・蓋州市で、 南に東港市・荘河市、 北に海城市・遼陽市と境を接する。北緯40度~40度39分、東経122度52分~123度41分。
蘇子溝鎮古竜村羅圏溝里は、約5万年前に隕石が衝突した際に形成された、直径約1.8km、深さ150mのクレーター内にある[2]。(北緯40度22分3秒 東経123度27分44秒)。県の北部には、薬山山地が広がる。
歴史
明代に設置された岫巖堡を前身とする。清代になると1772年(乾隆37年)に岫巖庁(sehehun hoton i tinggin)、1876年(光緒2年)には岫巖州(sehehun jeo)に昇格した。中華民国が成立すると1913年(民国2年)に岫巖県と改編された。
行政区画
- 街道弁事処:阜昌街道、大寧街道、興隆街道、雅河街道、仙人咀街道
- 鎮:三家子鎮、石廟子鎮、黄花甸鎮、大営子鎮、蘇子溝鎮、偏嶺鎮、哈達碑鎮、新甸鎮、洋河鎮、楊家堡鎮、清涼山鎮、石灰窯鎮、前営子鎮、竜潭鎮、牧牛鎮、薬山鎮、大房身鎮、朝陽鎮
- 郷:紅旗営子郷、嶺溝郷、哨子河郷
産業
岫巖は、玉石(ヒスイ)の中国最大の産地で埋蔵量も豊富であり「玉都」と呼ばれ、産出する玉石は「岫玉」と呼ばれる。河北省の満城漢墓から出土した2000年前の中山靖王劉勝夫妻の「金縷玉衣」等は、岫玉で製作されたものと鑑定されている。
その他マグネシウムは世界の埋蔵量の80%を占めている。
交通
鉄道
道路
- 高速道路
- 国道
注
外部リンク
関連項目
Wikiwand in your browser!
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.