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山川・根占フェリー(やまがわねじめフェリー)は、鹿児島県指宿市山川金生町の山川港と、鹿児島県肝属郡南大隅町の根占港との間を結ぶフェリー。現在では株式会社なんきゅうドックのフェリーなんきゅうが就航する。
この航路には、いわさきコーポレーション傘下の南海郵船がフェリーを運行していたが、利用客の伸び悩みと経営難によって2002年9月30日で運休となった。運航再開へ向けて自治体といわさきコーポレーションの間で協議が行われたものの難航したため、船舶エンジン修理・販売業の南九エンジンドック(後のなんきゅうドック)が新たに有限会社南九船舶を設立、2003年4月16日に指宿市の指宿港と錦江町の根占港を結ぶ航路を開設した。当初は小型旅客船で運航していたが、2004年8月1日に「フェリーなんきゅう (初代)」が就航、車両航送が可能となり、2005年7月には、「フェリーなんきゅう2」の就航により増便され1日10往復の運航となった。
2006年11月、住民の要望に基づき、鹿児島県と関係自治体はいわさきコーポレーションと協定を結び、山川 - 根占航路の定期運航を再開させ、いわさきコーポレーション傘下の鹿児島商船が「ぶーげんびりあ」を就航させた。2010年2月28日、いわさきコーポレーションは運行支援条件等での交渉不調に伴い、フェリーの運航を再び停止し撤退した[1]。
2011年3月、南九船舶は「フェリーなんきゅう2」の発着場を「ぶーげんびりあ」の使用していた山川港と根占港の発着施設に移動させ暫定運航を開始した。 2011年8月10日、南九船舶は新造船「フェリーなんきゅう (2代)」を導入し、山川港と根占港の発着施設を使用する形での本格的な運行体制に移行した。 2013年4月1日より、夏期(3月-10月)の土日祝日は1往復増便して5往復の運航、夏期の平日および冬期は従来通り4往復の運航となった。
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