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尾沢 とし和（おざわ としかず、1958年 - ）は、日本のイラストレーター、絵本作家、アートディレクター。本名は尾澤 敏和（おざわ としかず）。
おざわ としかず 尾沢 とし和 | |
|---|---|
| 本名 | 尾澤 敏和 |
| 生誕 |
1958年 東京都 |
| 国籍 |
日本 |
| 職業 |
イラストレーター 絵本作家 アートディレクター |
| 活動期間 | 1982年 - |
| ジャンル | イラストレーション |
| 公式サイト | 尾沢とし和イラストギャラリー - 尾沢とし和ホームページ |
東京都出身のイラストレーターである[1]。『月刊漫画ガロ』での入選をきっかけに[2]、イラストレーターとして独立を果たす[2]。広告などの商業デザインをはじめ[1]、書籍や雑誌のイラストなど[1]、多数の作品を手掛けた。また、アートディレクターとしても活動した[1]。
生い立ち
1958年（昭和33年）[1]、東京都新宿区にて生まれた[3]。桑沢学園が運営する桑沢デザイン研究所にて学び[1][2]、1979年（昭和54年）に卒業した[2]。
イラストレーターとして
1982年（昭和57年）、「ライター」にて『月刊漫画ガロ』で入選を果たした[1][2][2]。これをきっかけに、フリーのイラストレーターとして独立を果たす[2]。さらに1983年（昭和58年）には、「夏の日」にて偕成社の絵本新人賞に入選した[1][2][2]。1986年（昭和61年）から1988年（昭和63年）にかけては、講談社の童画グランプリにて連続入選を果たした[1]。複数年にわたって西武新宿ぺぺ&アメリカン・ブルバードの広告のイラストを手掛けており[1]、農協観光、北海道電力、トヨタ自動車などの広告も担当するなど[1]、商業デザインを多数手掛けている[1]。政府広報などのイラストも多い[1]。また、絵本をはじめ、竹中平蔵の『あしたの経済学――改革は必ず日本を再生させる』や和田秀樹の『つかれる時代の元気がでる経済学』など[2][4][5][6]、書籍や雑誌のイラストなども手掛けている[1]。アートディレクターとしても活動しており[1]、オリジナルのキャラクターやロゴなどを多数制作した[1]。体調不良により一時休業するも[2]、2019年より活動を再開している[2]。
とし和と同じくイラストレーターとして活動し、のちに稲城市議会議員も務めた尾沢敏明は双子の弟である[7]。とし和と敏明の双方の作品を展示する兄弟展も多数開催しており[2][3]、偕成社の『コミック・モエ』では「オザワブラザーズのコミックコーナー」と題したコーナーを共同で担当していた[8]。2021年（令和3年）10月12日に敏明は死去したが[7]、その際に「私もイラストレーターをしており、弟の心を引き継いで参りたいと思います」[7]とのコメントを発表した。
- 1982年 - 『月刊漫画ガロ』入選[1][2]。
- 1983年 - 偕成社絵本新人賞入選[1][2]。
- 1986年 - 講談社童画グランプリ入選[1]。
- 1987年 - 講談社童画グランプリ入選[1]。
- 1988年 - 講談社童画グランプリ入選[1][2]。
- 1994年 - 講談社年鑑日本のイラストレーション入選[2]。
- 2006年 - 玄光社イラストレーションファイル入選[2]。
単著
- 下山隆志監修、尾沢とし和著『基本がわかるスポーツルール――バレーボール』イラスト版、汐文社、2005年。ISBN 4811379020
共著
- 日本児童文学者協会編、尾沢とし和・和田慧子画『もうすぐ1年生だよホーホケキョ』偕成社、1992年。ISBN 4034412208
- 日本児童文学者協会編、田中秀幸・尾沢とし和画『とびだせ1年生』偕成社、1992年。ISBN 4034412402
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