尾張大橋

尾張大橋
	尾張大橋
基本情報
国	日本
所在地	愛知県弥富市 - 三重県桑名市間
交差物件	木曽川
用途	道路橋
路線名	国道1号
管理者	国土交通省中部地方整備局名古屋国道事務所
設計者	増田橋梁事務所
施工者	横浜船渠（上部工）、間組（架設・下部工）
着工	1930年（昭和5年）3月
竣工	1933年（昭和8年）10月
開通	1933年（昭和8年）11月8日
座標	北緯35度06分17秒東経136度42分46秒
構造諸元
形式	下路ランガートラス13連+下路平行弦ポニーワーレントラス1連
材料	鋼
全長	878.81 m
幅	7.5 m
最大支間長	63.42 m
地図
	尾張大橋の位置
関連項目
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尾張大橋（おわりおおはし）は、愛知県弥富市と三重県桑名市の木曽川にかかる国道1号の橋である。

概要尾張大橋, 基本情報 ...

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橋が出来るまでは「ふたつやの渡」と呼ばれる渡し船が存在していた^[13]^{[注 2]}。これは1873年（明治5年）、新東海道が設定された際に設けられたもので、1921年（大正10年）以降は愛知県営の無料渡船として運行されていた。

1933年（昭和8年）11月8日に開通式が行われ、地域総出で舞踏、神楽、石採車、餅まき、旗行列、提灯行列のほか盛大な祝賀会も催された。開通式の模様はラジオ中継された^[14]。

供用開始：1933年（昭和8年）11月8日
延長：878.8 m
幅員：7.5 m
橋梁形式：下路ランガートラス鋼橋
- 13連支間長：63.4 m
- 1連支間長：40.8 m
- 下路ランガートラス鋼橋とは、トラスを上弦のアーチで吊り下げる構造の橋である。当時の最高技術である。
所在地：愛知県弥富市小島町 -　三重県桑名郡木曽岬町 - 三重県桑名市長島町東殿名

（下流・河口） - 湾岸木曽川橋（伊勢湾岸自動車道） - 木曽川大橋（国道23号） - 尾張大橋 - 木曽川橋梁（近鉄名古屋線） - 木曽川橋梁（関西本線） - 木曽川橋（東名阪自動車道） - 木曽川水管橋 - （上流）

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注釈

[注 1]
「起工式」は、1930年（昭和5年）5月24日に開催されている^[8]。
[注 2]
尾張大橋東交差点に近い弥富市前ケ須野方に「ふたつやの渡」の石碑がある。

出典

[1]
内務省土木試驗所『本邦道路橋輯覧第三輯』内務省土木試驗所、東京、1935年11月30日、90頁。doi:10.11501/1242806。全国書誌番号:47020046。
[2]
田島治身「愛知縣木曾川大橋架設工事槪要」（PDF）『土木建築工事畫報』第8巻第5号、工事畫報社、東京、1932年5月1日、32-39頁、2019年11月22日閲覧。
[3]
成瀬輝男『鉄の橋百選』東京堂出版、東京、1994年9月30日、182-183頁。ISBN 978-4490202502。全国書誌番号:95007024。2019年11月22日閲覧。
[4]
『平成30年度事業概要書』国土交通省中部地方整備局名古屋国道事務所、愛知、2018年4月、2頁。2020年11月1日閲覧。
[5]
福井次郎「橋梁設計技術者・増田淳の足跡」『土木史研究論文集』第23巻、公益社団法人土木学会、東京、2004年6月15日、165-175頁、doi:10.11532/journalhs2004.23.165、ISSN 13495712、NAID 130003710096、全国書誌番号:01006374。
[6]
川越篤「尾張大橋架設工事大要」（PDF）『土木建築工事畫報』第9巻第12号、工事畫報社、東京、1933年12月1日、9-11頁、2019年11月22日閲覧。
[7]
川越篤「愛知縣尾張大橋埈功式舉行の槪況」（PDF）『道路の改良』第16巻第1号、社団法人道路改良会、東京、1934年1月1日、134-136頁、2019年11月22日閲覧。
[8]
「地方通信」（PDF）『道路の改良』第12巻第7号、社団法人道路改良会、東京、1930年7月1日、129-133頁、2019年11月22日閲覧。
[9]
山内隆「尾張大橋」（PDF）『鋼橋図面の史料性に関する調査研究部会報告書-II』、鋼橋技術研究会、2008年5月、53-67頁、2019年11月22日閲覧。
[10]
五十畑弘「近代日本の鋼橋建設実務技術に関する史的考察」（PDF）『日本大学生産工学部研究報告A』、日本大学生産工学部生産工学研究所、千葉、2009年6月、9-25頁、ISSN 0385-4442、全国書誌番号:00084055、2019年11月22日閲覧。
[11]
「水郷を、日本をつないだ2つの橋」（PDF）『J-BEC レポート』第13巻、一般財団法人橋梁調査会、東京、2017年12月、61-62頁、2019年11月22日閲覧。
[12]
山田健太郎「国道１号伊勢大橋の活用についての一考察」『土木学会年次学術講演会講演概要集第58回共通セッション』、公益社団法人土木学会、東京、2003年、53-54頁、2019年11月22日閲覧。
[13]
「伊勢湾を干拓して生まれた水郷のまち・弥富市」（PDF）『KISSO』第73巻、国土交通省中部整備局木曽川下流河川事務所調査課、2010年1月、2022年3月14日閲覧。
[14]
木曽川の尾張大橋が完工『名古屋新聞』（『昭和ニュース事典第4巻昭和8年-昭和9年』本編p1 昭和ニュース事典編纂委員会毎日コミュニケーションズ刊 1994年）

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[9] [注 1]
「起工式」は、1930年（昭和5年）5月24日に開催されている^[8]。

[15] [注 2]
尾張大橋東交差点に近い弥富市前ケ須野方に「ふたつやの渡」の石碑がある。

[本邦道路橋輯覧-1] [1]
内務省土木試驗所『本邦道路橋輯覧第三輯』内務省土木試驗所、東京、1935年11月30日、90頁。doi:10.11501/1242806。全国書誌番号:47020046。

[田島治身-2] [2]
田島治身「愛知縣木曾川大橋架設工事槪要」（PDF）『土木建築工事畫報』第8巻第5号、工事畫報社、東京、1932年5月1日、32-39頁、2019年11月22日閲覧。

[3] [3]
成瀬輝男『鉄の橋百選』東京堂出版、東京、1994年9月30日、182-183頁。ISBN 978-4490202502。全国書誌番号:95007024。2019年11月22日閲覧。

[4] [4]
『平成30年度事業概要書』国土交通省中部地方整備局名古屋国道事務所、愛知、2018年4月、2頁。2020年11月1日閲覧。

[福井次郎-5] [5]
福井次郎「橋梁設計技術者・増田淳の足跡」『土木史研究論文集』第23巻、公益社団法人土木学会、東京、2004年6月15日、165-175頁、doi:10.11532/journalhs2004.23.165、ISSN 13495712、NAID 130003710096、全国書誌番号:01006374。

[川越篤1933-6] [6]
川越篤「尾張大橋架設工事大要」（PDF）『土木建築工事畫報』第9巻第12号、工事畫報社、東京、1933年12月1日、9-11頁、2019年11月22日閲覧。

[川越篤1934-7] [7]
川越篤「愛知縣尾張大橋埈功式舉行の槪況」（PDF）『道路の改良』第16巻第1号、社団法人道路改良会、東京、1934年1月1日、134-136頁、2019年11月22日閲覧。

[8] [8]
「地方通信」（PDF）『道路の改良』第12巻第7号、社団法人道路改良会、東京、1930年7月1日、129-133頁、2019年11月22日閲覧。

[10] [9]
山内隆「尾張大橋」（PDF）『鋼橋図面の史料性に関する調査研究部会報告書-II』、鋼橋技術研究会、2008年5月、53-67頁、2019年11月22日閲覧。

[11] [10]
五十畑弘「近代日本の鋼橋建設実務技術に関する史的考察」（PDF）『日本大学生産工学部研究報告A』、日本大学生産工学部生産工学研究所、千葉、2009年6月、9-25頁、ISSN 0385-4442、全国書誌番号:00084055、2019年11月22日閲覧。

[12] [11]
「水郷を、日本をつないだ2つの橋」（PDF）『J-BEC レポート』第13巻、一般財団法人橋梁調査会、東京、2017年12月、61-62頁、2019年11月22日閲覧。

[13] [12]
山田健太郎「国道１号伊勢大橋の活用についての一考察」『土木学会年次学術講演会講演概要集第58回共通セッション』、公益社団法人土木学会、東京、2003年、53-54頁、2019年11月22日閲覧。

[14] [13]
「伊勢湾を干拓して生まれた水郷のまち・弥富市」（PDF）『KISSO』第73巻、国土交通省中部整備局木曽川下流河川事務所調査課、2010年1月、2022年3月14日閲覧。

[16] [14]
木曽川の尾張大橋が完工『名古屋新聞』（『昭和ニュース事典第4巻昭和8年-昭和9年』本編p1 昭和ニュース事典編纂委員会毎日コミュニケーションズ刊 1994年）

[1]

[2]

[3]

[4]

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[6]

[7]

[注 1]

[9]

[10]

[11]

[12]

[13]

[注 2]

[14]

[8]

尾張大橋

注釈

出典

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注釈

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概要

諸元

関連項目

隣の橋

脚注