小川二郎

小川 二郎（おがわ じろう、1904年（明治37年）2月6日^[1] - 1981年（昭和56年）5月22日）は、日本の英文学者。文学博士^[2]。広島大学名誉教授^[1]。

経歴

大阪府大阪市出身^[2]。甚之丞の二男^[1]。1934年、広島文理科大学英文科卒^[2]。1942年、広島文理科大学助教授となる^[1]。1950年、ウィリアム・ブレイク「無心と経験の歌」研究で広島大学文学博士。1951年、広島大学教授に就任^[1]。1967年、定年退官する^[1]。

人物

英国ロマン派の詩が専門。宗教は仏教^[2]。趣味は随筆^[1]、油絵、詩歌^[2]。住所は広島県安佐郡安古市町相田^[1]、広島市牛田本町^[2]。

家族・親族

小川家　

• 母・ツネ（1874年 - ?）^[2]
• 妻・澄子（1911年 - ?、広島女学院教諭）^[2]
• 長男^[2]

著書

• 『ワーヅワース研究』研究社、1940
• 『英国の社会と文学』京極書店、1943
• 『ウイリアムブレイク「無心と経験の歌」研究』中央図書出版社、1950
• 『ウィリアム・ブレイク「ロゼティ稿本」初期の詩』文化評論出版、1972

共著編

• 『英作文 第1 (基礎篇)』田辺昌夫共著 中央図書出版社、1949
• 『英作文 第2 (応用篇)』吉田弘重共著 中央図書出版社、1949
• 『カリンズ先生』編 世界政府協会、1952

翻訳

• 『泰西詩選ワーヅワス詩選』訳 創元社、1948
• 『ワーヅワス詩集』訳編 創元社、1952

脚注

1. 『人事興信録 第25版 上』お10頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2023年12月16日閲覧。
2. 『大衆人事録 第二十三版 西日本編』お185頁。

参考文献

• 『人物物故大年表』
• 『文藝年鑑』1940年。
• 広瀬弘『大衆人事録 第二十三版 西日本編』帝国秘密探偵社、1963年。
• 人事興信所編『人事興信録 第25版 上』人事興信所、1969年。
• 小川二郎先生著作一覧（小川二郎先生追悼号）英語英文学研究、1981年。