完全なるチェックメイト
2014年、エドワード • ズウィック監督作品 ウィキペディアから
『完全なるチェックメイト』(かんぜんなるチェックメイト、Pawn Sacrifice)は、2014年のアメリカ合衆国の伝記映画。監督・製作はエドワード・ズウィック、脚本はスティーヴン・ナイト、製作・主演はトビー・マグワイア、共演はリーヴ・シュレイバー、マイケル・スタールバーグ、ピーター・サースガードなど。1972年、米ソ両大国の威信を懸けたチェスの世界王者決定戦におけるボビー・フィッシャーの伝説的戦いを描いている[4]。
完全なるチェックメイト | |
---|---|
Pawn Sacrifice | |
監督 | エドワード・ズウィック |
脚本 | スティーヴン・ナイト |
原案 |
スティーヴン・ナイト スティーヴン・J・リヴェル クリストファー・ウィルキンソン |
製作 |
ゲイル・カッツ トビー・マグワイア エドワード・ズウィック |
製作総指揮 |
デイル・アルミン・ジョンソン ジョゼット・ペロッタ スティーヴン・J・リヴェル クリストファー・ウィルキンソン ケヴィン・フレイクス |
出演者 |
トビー・マグワイア ピーター・サースガード リーヴ・シュレイバー マイケル・スタールバーグ リリー・レーブ ロビン・ワイガート |
音楽 | ジェームズ・ニュートン・ハワード |
撮影 | ブラッドフォード・ヤング |
編集 | スティーヴン・ローゼンブラム |
製作会社 |
ゲイル・カッツ・プロダクションズ MICAエンターテインメント マテリアル・ピクチャーズ パルムスター・メディア |
配給 |
ブリーカー・ストリート ライオンズゲート ギャガ |
公開 |
2014年9月11日 (トロント国際映画祭) 2015年9月16日 2015年12月25日 |
上映時間 | 115分[1] |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $19,000,000[2] |
興行収入 |
$2,436,633[3] $5,578,519[3] |
ストーリー
![]() | この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
冷戦下の1972年にチェス世界王者決定戦がアイスランドのレイキャヴィークで行われた。アメリカ人の挑戦者、ボビー・フィッシャーがソ連の世界チャンピオン、ボリス・スパスキーに挑むという構図であった。そのため、この試合は東西冷戦における代理戦争とみなされた。
キャスト
※括弧内は日本語吹替
- ボビー・フィッシャー: トビー・マグワイア(福山潤)
- 青年期: シーマス・デイヴィー=フィッツパトリック
- 幼少期: エイデン・ラヴカンプ
- ボリス・スパスキー: リーヴ・シュレイバー(大川透)
- ポール・マーシャル: マイケル・スタールバーグ(田原正治)
- ビル・ロンバーディ神父: ピーター・サースガード(板取政明)
- エフィム・ゲラー: エドワード・ジノヴィエフ(宮崎敦吉)
- イイヴォ・ネイ: アレクサンドル・ゴルシコフ
- ジョーン・フィッシャー: リリー・レーブ(仲村かおり) - ボビーの姉
- 幼少期: ソフィー・ネリッセ
- レジーナ・フィッシャー: ロビン・ワイガート(伊沢磨紀) - ボビーの母
- ドナ: エヴリーヌ・ブロシュ(珠木のぞみ)
- カーマイン・ナイグロ: コンラッド・プラ
- イワノヴィッチ: ビタリー・マカロフ
- ローター・シュミット: ブレット・ワトソン
- ボビー・フィッシャー: 本人(記録映像にて出演)(宮崎敦吉)
製作
本作の原題「Pawn Sacrifice」は「ヘンリー・キッシンジャーとリチャード・ニクソンにとって、ボビー・フィッシャーはポーンのような手駒の一つに過ぎなかった。レオニード・ブレジネフとKGBにとってのボリス・スパスキーも、同じような存在だった。つまり、2つの大国にとって、チェスプレイヤーは相手に取られてもいいポーンのような存在でしかなかった。」という意味が込められている。
本作の主要撮影は2013年10月に実際に対局が行われたレイキャヴィークで始まった[5]。10月中旬には、カナダのモントリオールに移って撮影は続けられた。同年12月11日のロサンゼルスでの撮影をもって、本作の撮影は終了した[6]。
公開
2014年9月11日、本作は第39回トロント国際映画祭で初めて上映された[7]。その前日には、ブリーカー・ストリート・メディアが本作の北米配給権を獲得していた[8]。当初、本作の北米公開日は2015年9月18日だったが[9]、同年9月16日に前倒しされた[10]。
評価
本作は批評家から好意的に評価されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには119件のレビューがあり、批評家支持率は71%、平均点は10点満点で6.4点となっている。サイト側による批評家の意見の要約は「トビー・マグワイアの繊細な演技のおかげで、『完全なるチェックメイト』はボビー・フィッシャーに着想を得た映画群に「感動できるドラマ映画」として加わることになった。」となっている[11]。また、Metacriticには29件のレビューがあり、加重平均値は65/100となっている[12]。
出典
外部リンク
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