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日本の漫画家 ウィキペディアから
安倍 夜郎(あべ やろう、1963年2月2日 - )は、日本の漫画家。高知県[1]四万十市出身[2]、東京都荻窪在住[3]。
高知県中村市(現:四万十市)に生まれる。早稲田大学に入学後、早稲田大学漫画研究会に所属し会誌に漫画を執筆していた。同級生には町山智浩、先輩に堀井憲一郎[4]、一年後輩にけらえいこがいる。大学卒業後は20年近くCM制作会社にCMディレクターとして勤務していた。
2003年、第53回小学館新人コミック大賞に投稿した『山本耳かき店』が大賞を受賞し[5]、2004年に『ビッグコミックオリジナル増刊』(小学館)に掲載され、41歳の遅咲きデビューを果たした。間もなく漫画家業専念のためCM制作会社を退職する。その後は読切作品が数回掲載されるも、なかなかネームが通らなくなり約2年間一切作品が掲載されなかった。
2006年、担当編集者から「医療漫画」か「食漫画」を描くことを勧められて描いた『深夜食堂』が不定期連載でスタートする。同作は徐々に人気を獲得し2009年にはドラマ化[6]、2010年には第55回(平成21年度)小学館漫画賞一般向け部門[7]、第39回日本漫画家協会賞大賞を受賞するなどヒット作となった。第42回[8]、第43回日本漫画家協会賞では選考を務めている[9]。
2014年5月7日より6月1日まで、東京都高円寺のKitchen Bar ノラやにて原画展を開催し[10]、同年10月25日から11月24日まで京都のモリカゲシャツ キョウトでも原画展を開催[11]。2016年1月30日から3月5日まで、『生まれたときから下手くそ』第1巻と『なんちゃぁない話』の発売記念にKitchen Bar ノラやで原画展を開催[2]。
2018年、第45回アングレーム国際漫画フェスティバルにて、『深夜食堂』が公式セレクションに選出[12]。2019年、第46回でも同作品が同賞に選出されている[13]。
サクソフォーン奏者・本田雅人は幼稚園から高校までの同級生[14]。
影響を受けた漫画家としてつげ義春、滝田ゆうの名を挙げている。滝田のファンであり、2018年に行われた滝田の展覧会「昭和×東京下町セレナーデ 滝田ゆう展」では安倍がトークを展開している[15]。
映画監督の常盤司郎とはTVCMの制作会社に勤めていたころからの知り合いで、「飲みに行った際にはよく将棋を指していた」という[16]。
飄々とした人柄である[17]。
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