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東京大学の附置研究所 ウィキペディアから
東京大学宇宙線研究所(とうきょうだいがくうちゅうせんけんきゅうしょ、英称:Institute for Cosmic Ray Research, University of Tokyo、略称:ICRR)は東京大学の附置研究所で、宇宙線の観測を行い、高エネルギー宇宙を解明するとともに素粒子物理学を開拓することを目的としている[3]。日本初の全国共同利用研究機関であり、国際共同利用・共同研究拠点に指定されている[4]。
東京大学宇宙線研究所 | |
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正式名称 | 東京大学宇宙線研究所 |
英語名称 | Institute for Cosmic Ray Research, University of Tokyo |
略称 | ICRR |
組織形態 |
大学附置研究所 (共同利用・共同研究拠点) |
所在地 |
日本 〒277-8582 千葉県柏市柏の葉五丁目1番地5 東京大学柏キャンパス内 北緯35度54分9.3秒 東経139度56分19.1秒 |
予算 | 22.93億円(2017年度)[1] |
人数 |
職員数 135人 *教員 56人 *技術職員 20人 *研究員 12人 *事務職員 47人 (以上 2017年5月1日時点[1]) |
所長 | 中畑雅行(2022年4月1日 - ) |
設立年月日 | 1976年5月25日[2] |
前身 |
1950年-1953年8月1日 乗鞍岳の朝日小屋[2] 1953年8月1日-1976年5月25日 東京大学宇宙線観測所[2] |
上位組織 | 東京大学 |
拠点 | #附属施設を参照 |
保有施設 | スーパーカミオカンデ |
特記事項 |
2002年 - カミオカンデによる研究で小柴昌俊がノーベル物理学賞を受賞。 2015年 - スーパーカミオカンデによるニュートリノ振動の研究で梶田隆章がノーベル物理学賞を受賞。 |
公式サイト | ICRR: 東京大学宇宙線研究所 |
東京大学宇宙線観測所が1976年、1956年から同じような研究をしていた東京大学原子核研究所宇宙線部の3部門を吸収し、東京大学宇宙線研究所となる(6部門1施設)。
国内に4か所の観測施設を保有している。
また、海外に4か所の観測拠点を有している。チベットのヤンパーチンの高原(4,300メートル)、アメリカ合衆国ユタ州の砂漠、大西洋上のスペイン領カナリア諸島ラ・パルマ(カナリア高エネルギー宇宙物理観測研究施設)、南米大陸にあるボリビアのチャカルタヤ山である。
スーパーカミオカンデでの運営・活用で、富山大学と協力する覚書を結んでいる[6]。大型低温重力波望遠鏡KAGRAにおける教育及び研究協力などを柱とする学術連携に関する協定を東京都市大学と結んでいる[7]。国際連携事業として、各国の宇宙線物理学者との共同利用も進めている。
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