姫路市立動物園

兵庫県姫路市の姫路公園内にある動物園 ウィキペディアから

姫路市立動物園

姫路市立動物園(ひめじしりつどうぶつえん)は、兵庫県姫路市姫路公園内、姫路城世界遺産)三の丸広場に隣接する動物園[1]博物館法に基づく兵庫県教育委員会指定施設(博物館に相当する施設)である[2]

概要 姫路市立動物園 Himeji city zoo, 施設情報 ...
姫路市立動物園
Himeji city zoo
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施設情報
前身 姫路城三の丸・出丸
所有者 姫路市
面積 30,759.93平方メートル[1]
頭数 365頭[1]
種数 107種[1]
開園 1951年12月1日[1]
所在地 670-0012
兵庫県姫路市本町68番地
位置 北緯34度50分12.3秒 東経134度41分39秒
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北側出入口

1951年(昭和26年)12月1日サンフランシスコ講和条約調印を記念して開園。1955年(昭和30年)には博物館相当施設に指定されている。2011年(平成23年)現在、およそ120種400点の動物を飼育している。年間入園者数は約40万人。毎年12月下旬に当年から翌年への干支動物の引き継ぎ式を行っている。

施設の老朽化や狭隘化[3]、また姫路城内堀の復元計画や特別史跡内にあることから大規模な拡張が不可能なため[4][5][6]、姫路市では2024年(令和6年)6月に城外への移転を決定した[7]

沿革

飼育動物

飼育動物の愛称は姫路にちなんで「姫」のつくものが多い。

過去に飼育していた主な動物

猛禽類関連の展示

姫路市立動物園では2010年ごろから白い綿毛状の物体「ケサランパサラン」を展示しているが、姫路市立動物園に展示されているものは猛禽類が餌を消化しきれずに吐き出した羽根の塊であることがわかっており、猛禽類の生態を知ってもらうための企画として展示されている[10]

施設

  • 剥製展示室 - 園内で亡くなった飼育動物などを展示。骨格標本もある。
  • ふれあい広場 - モルモットヤギアヒルブタなどを直に触ることが出来る。
  • ミニ牧場など - ニワトリ乳牛などを展示。
  • 遊具施設 - 飛行機塔や観覧車、マジックハウス、モノレールなどがある。1952年(昭和27年)に設置された施設もあり、多くの施設は老朽化が進んでいるものの現在も稼働中。ゲームコーナーには平日稼働していないものがある。
  • どんぐりポスト」あり(タヌキ、モモンガ、オシドリなど)、園内で[11]

ナイトZOO

姫路お城まつり開催日やサポーター対象に夜間に入園できる「ナイトZOO」を開催している[12][13]

移転計画

姫路市では2024年(令和6年)6月に城外への移転を決定した[7]。姫路城を江戸時代の当時に復元し、文化遺産としての価値を高めることなどを目的としている[14]。候補地としては手柄山中央公園などが検討されており、跡地では作事場の復元や埋め立てられた内堀の整備が計画されている[14]。一方で2024年12月の姫路市議会経済観光委員会では、ヒグマやライオンなど高齢の大型動物やサルなど群れで行動する動物について、新たな受け入れ先を探すのに難航していることが明らかとなった[7]

脚注

関連項目

外部リンク

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