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『好きでも嫌いなあまのじゃく』(すきでもきらいなあまのじゃく、英題「My Oni Girl」)は、日本のアニメーション映画。制作は泣きたい私は猫をかぶるなどの作品を知られる多くのアニメ作品を生み出したスタジオコロリド[1]。2024年5月24日より、日本での劇場公開およびNetflixで世界独占配信している。
高校1年生の八ツ瀬柊は、人から嫌われず周囲と上手にやっていきたいとの思いから、頼まれごとを断れない性格であったが、何をやってもうまくいかず、親友と呼べる相手もいなかった[1]。季節外れの雪が降った夏のある日、人間の世界に母親を探しに来た鬼の少女ツムギと出会う[2]。柊と正反対の性格で、周囲の目を気にしないツムギは、柊を旅の道連れにする[3]。
本作を創るにあたり、柴山には「雪をテーマにしたい」との思いがあった。作品の舞台は米沢市を中心とした山形県で、米沢市内の米沢商業高校、小野川温泉や笹野観音堂のほか山形市の山寺日枝神社、上山市の花咲山展望台、飯豊町・高畠町・天童市の風景も登場する[5]。
本作の監督の柴山智隆は、スタジオジブリに入社し『千と千尋の神隠し』などに参加したのち、仕上げ[注釈 1]から作画に転向。2022年には『泣きたい私は猫をかぶる』で監督としてデビューした[7]。『泣きたい私は猫をかぶる』は愛知県常滑市が舞台で、同じ知多半島にある東海市のケーブルテレビ局知多メディアスネットワークが声優オーディションなどで協力していた[8]。東海市と山形県米沢市は姉妹都市提携を結んでおり、2022年2月に知多メディアスネットワークから米沢市のケーブルテレビ局ニューメディアにロケの協力依頼があった[9]。柴山は2022年3月と6月に山形県へロケハンに訪れ[5]、2023年11月には米沢商工会議所、米沢観光コンベンション協会、米沢市観光課、山形大学、米沢女子短期大学、置賜総合支庁など12団体で構成される「米沢アニメツーリズム誘客推進協議会」が発足した。米沢市教育委員会は、恋愛要素があることから学校での集団鑑賞には難色を示したが、学校を通じたチラシ配布には協力の意向を示した[9]。米沢市の広報誌「広報よねざわ」2024年4月発行号では表紙を飾り、ケーブルテレビでの特別番組の放映や米沢市民限定の試写会が行われた[10]。山形県内の映画館では、イオンシネマ米沢とイオンシネマ天童で上映されている[11]。
スタジオコロリドとNetflixは2022年より3作品の新作長編アニメーション映画の共同制作および独占配信の複数年契約を締結しており、本作は『雨を告げる漂流団地』に次ぐ2作目となる[12]。
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