大阪市立粉浜小学校
大阪府大阪市にある小学校 ウィキペディアから
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大阪市立粉浜小学校(おおさかしりつ こはま しょうがっこう)は、大阪府大阪市住之江区にある公立小学校。
大阪市立粉浜小学校 | |
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北緯34度37分06秒 東経135度29分25秒 | |
過去の名称 |
西成郡長尾小学校 西成郡長尾簡易小学校 西成郡長尾尋常小学校 西成郡長尾尋常高等小学校 西成郡粉浜尋常高等小学校 大阪市粉浜尋常高等小学校 大阪市粉浜尋常小学校 大阪市粉浜国民学校 |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 大阪市 |
併合学校 |
西成郡第一小区第二番今在家小学校 西成郡第一小区第四番中在家小学校 |
設立年月日 | 1877年9月1日 |
創立者 | 西成郡粉浜村 |
共学・別学 | 男女共学 |
学期 | 3学期制 |
学校コード | B127210002212 |
所在地 | 〒559-0001 |
外部リンク | 公式サイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
1877年に創立し、住之江区では最も歴史の古い小学校のひとつとなっている。東南の粉浜商店街と接する壁の外に、かつての粉浜村の中心を示す石の粉浜村元標が建っている。
現在の粉浜地区は、明治時代初期までは西成郡今在家村・中在家村の2村に分かれていた。明治時代初期の学制発布により、1874年に今在家村の松岸寺(現在の住之江区粉浜3丁目)に西成郡第一小区第二番小学校(今在家学校)、中在家村の西願寺(現在の住之江区粉浜3丁目)に西成郡第一小区第四番小学校(中在家学校)の2校がそれぞれ設置された。
今在家村・中在家村とも小さな村だったため、村単独の小学校は学校運営上の負担が重いとして、1877年9月1日に今在家・中在家の2校が統合し、今在家村・中在家村2村の連合で、今在家村265番地(現在の住吉区東粉浜3丁目)に西成郡公立長尾小学校を設置した。長尾の校名は、この地域の古称「長峡(ながお)の里」から名付けられた。学校沿革史の上では、長尾小学校開校を学校創立と位置づけている。
今在家村・中在家村は町村制の実施により1889年に合併し、西成郡粉浜村となった。
明治時代中期には地域に工場が進出し、また地域の人口も増加した。児童数が増加して従来の敷地が手狭になったことから、1897年には現在地に移転した。移転当初は敷地に粉浜村役場が併設され、また校舎は大阪商船学校[1]分教場校舎の払い下げを受けて移築している。
学校の名称は、西成郡長尾簡易小学校・西成郡長尾尋常小学校・西成郡長尾尋常高等小学校の名称を経て、1924年には村の名前をとった西成郡粉浜尋常高等小学校へと改称している。
1925年の大阪市第二次市域拡張により、粉浜村は大阪市西成区に編入された。これに伴い学校名も大阪市粉浜尋常高等小学校へと改称している。
昭和時代初期、児童数の過密化が目立つようになった。このため過密を緩和する目的で、従来の校区のうち南海本線の線路以東を分離する形で、大阪市粉浜第二尋常高等小学校(現在の大阪市立東粉浜小学校)が1930年に開校している。
1939年には粉浜小学校の高等科が粉浜第二小学校へと移管された。これに伴い大阪市粉浜尋常小学校へと改称している。
1941年には国民学校令により、大阪市粉浜国民学校へと改称した。
1943年4月には、大阪市の行政区分増区、および行政区の境界整理が実施された。これに伴い、西成区のうち都市計画道路(現在の南港通)予定地以南が住吉区へと分離編入されることになり、粉浜地区のほぼ全域が西成区から住吉区へ変更されることになった(1974年7月南海本線以西は住之江区に分区)。分増区・区の境界整理の際に校区の見直しもおこなわれ、地域南側に隣接する浜口地区および住吉公園を粉浜国民学校の校区に編入した。
太平洋戦争の戦局悪化により、1944年には学童集団疎開が実施されることになった。住吉区の国民学校には大阪府泉州地域が疎開先として割り当てられ、粉浜国民学校では堺市および泉北郡高石町・取石村(いずれも現在の高石市)への集団疎開を実施している。
1945年10月に疎開先から児童が帰校し、授業が再開された。1947年には学制改革により、大阪市立粉浜小学校へと改称されている。
1950年代には児童数の増加が進み、ピーク時には3000人近くの児童が在籍していた。このため教室が足りなくなり、二部授業を実施していた。
過密解消のために1957年に分校を設置した。分校は5年生を収容する学年分校となったのち、校区の一部地区在住児童を収容する地域分校になった。分校は1965年、従来の粉浜小学校校区の北部を分離する形で大阪市立北粉浜小学校として独立開校している。
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