大興安嶺山脈

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大興安嶺山脈

大興安嶺山脈(だいこうあんれいさんみゃく、中国語簡体字大兴安岭 Dàxīng'ānlǐng満州語ᠠᠮᠪᠡ
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、転写:amba hinggan dabagan[1]モンゴル語ᠶᠡᠭᠡ
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、キリル文字表記:Их Хянган дабаа大ヒンガンとも)は満洲黒竜江省および内モンゴル自治区北部の火山の山脈である。南北約1,200kmの長さに延びており、南に行くに従い狭くなっていく。東の満洲と西のモンゴル高原を分かつ。

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根河中国語版湿地付近

針葉樹林または針広混交林の深い森に被われ、1200~1300mの標高を持つ。山脈の最高峰は2,035mになる。森林の間に河川三日月湖などからなる湿地も多く、ケショウヤナギグイマツミズゴケなどの植物が生え、マナヅルカリガネオオハクチョウアカオカケスコムシクイ英語版ソデグロヅルコウノトリシマアオジなどの鳥類およびシベリアジャコウジカなどの哺乳類が生息している。河川にはアムールイトウなどの魚類も見られる。北部の漠河市額木爾河中国語版流域にある九曲十八湾湿地[2]倭勒根河中国語版流域にある双河源湿地[3]根河市の塔里亜河流域にある汗馬湿地[4]大興安嶺地区松嶺区にある南甕河自然保護区[5]および南部のオロチョン自治旗畢拉河中国語版湿地[6]ラムサール条約登録地である。

満洲シベリアの移行地帯にあるダウール族が住まう地域である。その斜面の比較的豊かな牧草地は10世紀を打ち立てた契丹人の発祥地である。

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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