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閉店した百貨店 ウィキペディアから
大国屋(だいこくや)は、1934年(昭和9年)から1993年(平成5年)4月まで北海道小樽市にあった日本の百貨店である。
1907年(明治40年)に創業した[4]富山県の大国屋が1918年(大正7年)に小樽市の稲穂第一大通り(現在の小樽都通り商店街)に呉服店を開いた[5]のが始まりである。1934年(昭和9年)に小樽で最初の百貨店となり、札幌市から進出してきた丸井今井や1955年(昭和30年)に河野呉服店が百貨店となったニューギンザ百貨店と共に、同じ稲穂第一大通りに位置する小樽を代表する3大百貨店として激しい競争を繰り広げた[5]。1974年(昭和49年)西武百貨店が主催する日本百貨店経営協議会に加盟。前年比18%の増加で30億円以上を売上げたが、1975年(昭和50年)4月に小樽駅前に長崎屋を核店舗とするショッピングセンター・サンポートが2倍くらいの店舗面積でオープンし、開店1か月で市内の人口の1.5倍となる30万人を集めて既存の商店街の顧客を奪ったため、1975年(昭和50年)からは売上が減少に転じた[5]。
1988年(昭和63年)に閉鎖したニューギンザ百貨店[6]や北海ホテルの跡地を再開発して丸井今井が拡張移転して核店舗となる商業施設の計画が動き出したため[7][5]、1989年(昭和64年)には西武百貨店の資本傘下に入って生き残りを図ったが[5]、その計画が実現して1990年(平成2年)9月に丸井今井が拡張移転[5][7]してさらに競争が激化した後の1993年(平成5年)4月[4]に採算の悪化を理由に[5]86年の歴史に終止符を打ち閉店した[4]。閉店後は建物が解体されて駐車場になった後、ホテル(オーセントホテル小樽)が建設された[6]。
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