垣谷 美雨(かきや みう、1959年9月 -)は、日本の小説家。兵庫県豊岡市(旧・出石町)出身[1]。明治大学文学部文学科(フランス文学専攻)卒業[2]。
ソフトウェア会社勤務を経て、2005年「竜巻ガール」で第27回小説推理新人賞を受賞し、小説家デビュー。影響を受けた作家は曽野綾子[3]。40代の女性が高校時代にタイムスリップしたり、夫の彼女と心が入れ替わったりなど、もしもの世界をリアルに表現する「if小説」といわれる作品が多い[3]。
2018年、『あなたの人生、片づけます』で第12回啓文堂大賞文庫大賞を受賞。同2018年、『老後の資金がありません』で第4回ミヤボン(宮脇書店)2018受賞。
単著
小説
- 竜巻ガール(2006年10月 双葉社 / 2009年6月 双葉文庫)
- 収録作品:竜巻ガール / 旋風マザー / 渦潮ウーマン / 霧中ワイフ
- リセット(2008年2月 双葉社 / 2010年12月 双葉文庫 / 2020年4月 双葉文庫【新装版】)
- 優しい悪魔(2008年6月 実業之日本社)
- 結婚相手は抽選で(2010年7月 双葉社 / 2014年6月 双葉文庫)
- 夫の彼女(2011年4月 双葉社)
- 七十歳死亡法案、可決(2012年1月 幻冬舎 / 2015年2月 幻冬舎文庫)
- ニュータウンは黄昏れて(2013年1月 新潮社 / 2015年7月 新潮文庫)
- あなたの人生、片付けます (2013年11月 双葉社 / 2016年11月 双葉文庫)
- 子育てはもう卒業します(2013年12月 祥伝社 / 2016年7月 祥伝社文庫)
- if サヨナラが言えない理由(2014年11月 小学館)
- 避難所(2014年12月 新潮社)
- 【改題】女たちの避難所(2017年6月 新潮文庫)
- 老後の資金がありません(2015年9月 中央公論新社 / 2018年3月 中公文庫)
- 農ガール、農ライフ(2016年9月 祥伝社 / 2019年5月 祥伝社文庫)
- あなたのゼイ肉、落とします(2016年10月 双葉社 / 2019年11月 双葉文庫)
- 嫁をやめる日(2017年3月 中央公論新社)
- 【改題】夫の墓には入りません(2019年1月 中公文庫)
- 定年オヤジ改造計画(2018年2月 祥伝社 / 2020年9月 祥伝社文庫)
- 四十歳、未婚出産(2018年7月 幻冬舎 / 2021年2月 幻冬舎文庫)
- 姑の遺品整理は、迷惑です(2019年2月 双葉社 / 2022年4月 双葉文庫)
- うちの父が運転をやめません(2020年2月 KADOKAWA / 2023年2月 角川文庫)
- 希望病棟(2020年11月 小学館文庫)
- 代理母、はじめました(2021年2月 中央公論新社)
- もう別れてもいいですか(2022年1月 中央公論新社)
- あきらめません!(2022年5月 講談社)
エッセイ
- 行きつ戻りつ死ぬまで思案中(2023年4月 双葉社)
アンソロジー
「」内が垣谷美雨の作品
- エール! 2(2013年4月 実業之日本社文庫)「心の隙間を灯で埋めて」
- Day to Day(2021年3月 講談社 / 2021年3月 講談社【愛蔵版】)「6/13 ニューノーマル」
雑誌掲載短編
- 真珠婚(実業之日本社『紡 Vol.4』2012年冬号)