トップQs
タイムライン
チャット
視点

地球に月までの距離以内に接近する天体の一覧

ウィキメディアの一覧記事 ウィキペディアから

地球に月までの距離以内に接近する天体の一覧
Remove ads

地球に月までの距離以内に接近する天体の一覧(ちきゅうにつきまでのきょりいないにせっきんするてんたいのいちらん)では、地球に対して、地球の中心を起点に月までの距離である38万4400kmの範囲内に接近する可能性のある天体について述べる[1]

Thumb
2013年2月15日に、地球に対し月の軌道を越え静止軌道の内側まで入り込んだ小惑星Duende (2012 DA14) 。

概要

太陽を中心とする地球公転軌道に対し、交叉したり接する軌道を持つことで地球に極めて接近する、即ち将来的に衝突する危険性のある天体を地球近傍天体と呼び、その数は1万個を超えている[2]。このうち、1900年1月1日から2200年12月31日までの300年以内に、までの距離である地球の中心から38万4400km以内に接近する天体は、2013年末の時点で小惑星は354個存在し、483回の接近がある。後述する一部を除けば、全てが地球横断小惑星である。一方、彗星で可能性のあるものはシュワスマン・ワハマン第3彗星BD核の1個のみであり、値も誤差の大きなものである[1]

一覧

要約
視点

この一覧は、1900年から2200年の300年以内に、地球の中心からの最小接近距離が38万4400km以内になる天体の一覧である。なお、この一覧にはUS19720810などの小惑星として登録されていない火球は含まれない。直径はアルベドの値を0.13と仮定している[3][4][5]

過去に接近した天体

さらに見る 小惑星番号, 名称 ...

今後接近する見込みの天体

さらに見る 小惑星番号, 名称 ...
Remove ads

特異な接近・天体

  • 最短接近距離が地球半径である6374km以下の天体は、地球半径以下の接近距離を取る場合に衝突する事を意味する。
  • 2011 CQ12011年2月4日の接近は、最も精度が高い中では地球に最も接近した天体である。最接近距離は1万2000kmであり、地球表面から6000kmのところを通過している。
  • アモール群に含まれる小惑星は5個あるが、いずれも軌道の計算精度が悪く、アモール群の定義値に収まっていない可能性があるか、以前の地球接近時に軌道が変化してアポロ群ないしアテン群からアモール群に変化したものが含まれている。
  • 1998 DK36 は唯一のアティラ群であるが、軌道の計算精度が悪く、アティラ群の定義である遠日点距離0.983AU以下に収まっていない可能性がある。観測値は (0.98 ± 0.05) AUである。
  • 最も巨大な天体は 2011 MD5 の1015mで、1918年9月18日に35万9000kmの所を通過している可能性がある。しかし、軌道の計算精度が悪いため、これを除く場合、(153814) 2001 WN5(163132) 2002 CU11 の806mが最も巨大となる。
  • 小惑星番号が付与されている天体は12個であり、このうち名称があるのはアポフィスベンヌ、Duendeのみである。
  • 2つの天体の接近の間隔が最も短いのは、2007年10月17日2007 UO6 が14時52分に35万9000kmの距離を通過した後、34分後の15時26分に 2007 UN12 が7万5000kmの距離を通過した。
  • 24時間以内の最多接近記録は3個で、2010年9月8日中の 2010 RX302010 RF122010 RK53 の接近である。

出典

Loading content...

関連項目

Loading content...
Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads