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国鉄タキ750形貨車(こくてつタキ750がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)及び1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化後は日本貨物鉄道(JR貨物)に在籍したタンク車である。
国鉄タキ750形貨車 | |
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タキ750形、コタキ750 1993年9月25日、大竹駅 | |
基本情報 | |
車種 | タンク車 |
運用者 |
日本国有鉄道 日本貨物鉄道(JR貨物) |
所有者 | 大日本化成→ダイセル→ダイセル化学工業 |
製造所 | 三菱重工業 |
製造年 | 1964年(昭和39年) |
製造数 | 1両 |
消滅 | 2007年(平成19年) |
常備駅 | 大竹駅→新井駅 |
主要諸元 | |
車体色 | 銀 |
専用種別 | プロピオン酸 |
化成品分類番号 | 侵燃83 |
軌間 | 1,067 mm |
全長 | 12,600 mm |
全幅 | 2,547 mm |
全高 | 3,857 mm |
タンク材質 | ステンレス鋼(SUS316) |
荷重 | 30 t |
実容積 | 30.2 m3 |
自重 | 15.2 t |
換算両数 積車 | 4.5 |
換算両数 空車 | 1.6 |
台車 | TR41C |
車輪径 | 860 mm |
軸距 | 1,650 mm |
台車中心間距離 | 8,500 mm |
最高速度 | 75 km/h |
本形式は、プロピオン酸専用の30t 積タンク車として1964年(昭和39年)9月30日 に、1ロット1両(コタキ750)が三菱重工業にて製作された。
本形式の全長は12,600mmであるが何故か記号番号表記は「コ」(車体長 12 m 以下)の特殊標記符号が前置され「コタキ」と標記する。
本形式の他にプロピオン酸を専用種別とする形式には、タキ16300形の一形式が存在した。
落成時の所有者は、大日本化成[1]で、常備駅は山陽本線の大竹駅であった。所有者の名称は1969年(昭和44年)1月30日に「ダイセル」、1980年(昭和55年)1月「ダイセル化学工業」と変更されている。また、常備駅は1974年(昭和49年)6月に信越本線(現・えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン)の新井駅へ移動している。
タンク体は積荷の腐食性が強いためステンレス鋼(SUS32、現在のSUS316)製であり、荷役方式はタンク上部の液入管からの上入れ、液出管と空気管使用による上出し方式で、液出管と空気管はS字管で車体両側に伸びていた。
車体色は銀(無塗装)、寸法関係は全幅は2,547mm、全高は3,857mm、台車中心間距離は8,500mm、実容積は30.2m3、自重は15.2t、換算両数は積車4.5、空車1.6であり、台車はベッテンドルフ式のTR41Cである。
落成後は主に、大竹駅 - 新井駅間でプロピオン酸の輸送に使用された。
1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号「侵燃83」(侵食性の物質、燃焼性の物質、腐食性物質、可燃性のもの)が標記された。
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