呉日晶

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呉 日晶(呉 日正、オ・イルチョン、朝鮮語: 오일정1954年 - )は、朝鮮民主主義人民共和国軍人政治家朝鮮労働党中央委員会政治局委員、朝鮮労働党中央軍事委員会委員、党中央委員会軍政指導部長。朝鮮労働党軍事部長、朝鮮労働党組織指導部副部長、労農赤衛隊司令官などを歴任。朝鮮人民軍における軍事称号(階級)は大将。父は「パルチザン第一世代」の呉振宇人民武力部長で、日晶は「パルチザン2世」にあたる[1]

概要 呉日晶, 各種表記 ...
呉日晶
各種表記
チョソングル 오일정
漢字 呉日正
発音 オ・イルチョン
RR式 O Iljeong
MR式 O Ilchŏng
英語表記: O Il-jong
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経歴

1954年平壌直轄市で生まれた。父・呉振宇は、抗日パルチザン東北抗日聯軍出身で、若き日から金日成一族(いわゆる白頭血統)から絶大な信頼を受け、人民武力部長などを歴任した。

金日成総合大学金日成軍事総合大学を卒業した。ただ金正日の弟金平一と南山高級中学校・金日成総合大学の同窓生だったため、党幹部として重用されることは無いとの見方が強かった。軍では主に対外業務を担当していたのだが、1980-1984年エジプト大使館武官部の副武官、1985-1988年対外工作局指導員上級指導員3部副部長、1989-1992年連隊長,旅団長[2]1992年に少将、2010年9月に中将に昇進し、朝鮮労働党第3回党代表者会で朝鮮労働党中央委員会委員、党軍事部長に選出された[3]2011年に上将に昇進し[4]労農赤衛隊司令官に就任した。2014年最高人民会議第13期代議員に選出された。2015年10月ごろから金正恩第一書記に同行することが多くなり、同じくパルチザン2世の崔龍海とともに存在感が高まった[1]。しかし、同年12月には少将に2階級降格され、部長職も解任された可能性があるという[5][6]2018年には朝鮮労働党組織指導部副部長に就任した。2019年12月に開催された朝鮮労働党中央委員会第7期第5回総会で、朝鮮労働党中央委員会部長に任命された[7]

2021年1月5日から開催された朝鮮労働党第8次大会で中央委員会委員に再選され[8]1月10日に開催された党中央委員会第8期第1回総会で朝鮮労働党中央委員会政治局委員、朝鮮労働党中央軍事委員会委員、党軍政指導部長に選出された[9]

2022年4月14日、金正恩党中央軍事委員長の指令により、大将に昇格した[10]

脚注

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