吹田機関区
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東海道・山陽本線の主な高速貨物列車などを牽引する機関車が所属しており、運用範囲は広い。
日本国有鉄道時代は大阪鉄道管理局に属していた。かつては蒸気機関車とディーゼル機関車が所属する吹田第一機関区と電気機関車が所属する吹田第二機関区に分かれていたが、1984年(昭和59年)2月1日付の組織改編で当機関区に統合された[3]。
所在地は大阪府吹田市平松町1番1号である。
敷地の西半分はかつて吹田第一機関区に属していた部分であり、基本的に架線が張られていない[4]。貨車留置のほか、検修庫(検修3 - 5番線)では貨車の各種検査や[4][5]ディーゼル機関車の臨時修繕にも対応する[6]。また、西日本旅客鉄道(JR西日本)吹田総合車両所入出区線が敷地内を通り抜けている[5]。かつて存在した扇形庫は梅田貨車区機能移転の際に取り壊され、現在は貨車の留置線となっている[4]。
東半分はかつて吹田第二機関区に属していた部分であり、架線が張られていることから電気機関車基地として機能している。7線を備える検修庫は、1 - 3番線が台検庫として臨時修繕が[7]、4 - 7番線が交検庫として機関車の交番検査が主に行われる[8]。また、敷地の西端には留置線のほかに電気機関車車輪旋盤庫も備え、車輪削正が行われている[4]。
主な業務は、自区所属の電気機関車については仕業検査・交番検査・台車検査(重要部検査)および臨時修繕を担当するほか、各種貨車の検修を行っている[9]。また、甲種輸送用のDE10形もしくはDE11形や南福井駅構内入換用DE10形ディーゼル機関車(ともに岡山機関区所属)の各種検査も担当する[6]。
「吹」 - 吹田を意味する「吹」から構成される。
吹田第一機関区と吹田第二機関区が存在した当時の略号は、それぞれ「吹一」「吹二」であった。
2024年(令和6年)4月現在の所属車両である
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