友よこの胸に熱き涙を

『友よこの胸に熱き涙を』（ともよこのむねにあつきなみだを）は宝塚歌劇団のミュージカル作品。花組^[1]公演。

演出は植田紳爾・阿古健^[2]。

宝塚の併演作品は『ザ・スピリット^[3]』、東京は『ファースト・ラブ^[4]』。

解説

※『宝塚歌劇100年史（舞台編）』の宝塚大劇場公演のページ^[3]を参照

第一部をウィーン編、第二部をアルジェリア編で構成し、それぞれの街を舞台に、二人の若者と愛と友情のドラマを描いたロマン作品。

中日(なかび)に松あきらと順みつきの配役が入れ替わった。

あらすじ

※『宝塚歌劇100年史（舞台編）』の宝塚大劇場公演のページ^[3]を参照

侯爵の嫡子・フランツと馭の遺児・ハンスは兄弟のように育った。侯爵令嬢のヴィクトリアに恋心を抱くフランツであったが、彼女が恋していたのはハンスであった。二人の様子を誤解したフランツは傷心のあまり出奔する。それから数年・・・。

公演期間と公演場所

• 1980年11月14日 - 12月21日^[3]（新人公演：12月12日^[5]）　宝塚大劇場
• 1981年7月2日 - 7月29日^[4]（新人公演：7月22日^[5]）　東京宝塚劇場

主な配役

※「（）」の人物は新人公演・配役

• フランツ - 松あきら、順みつき（役替わり）（平みち）^[5]
• ハンス - 順みつき、松あきら（役替わり）（瀬川佳英）^[5]
• ヴィクトリア - 美雪花代/若葉ひろみ※東京公演（ひびき美都）^[5]

宝塚大劇場公演のデータ

形式名は「宝塚ミュージカル・ロマン^[3]」。2部15場^[3]。

スタッフ（宝塚大劇場）

• 作・演出：植田紳爾^[3][6]
• 音楽^[6]：寺田瀧雄、溝口堯
• 振付^[6]：喜多弘、黒瀧月紀夫
• 擬闘：金田治^[6]
• 装置：渡辺正男^[6]
• 衣装：静間潮太郎^[6]
• 照明：今井直次^[7]
• 音響：松永浩志^[7]
• 小道具：上田特市^[7]
• 効果：中田正廣^[7]
• 演出助手^[7]：正塚晴彦、谷正純
• 制作：内山信一^[7]

関連

主な放送

• 友よこの胸に熱き涙を（'81年花組・東京　NHK収録）

脚注

[脚注の使い方]

1. 100年史(舞台) 2014, p. 150、216.
2. 90年史 2004, p. 269、281.
3. 100年史(舞台) 2014, p. 150.
4. 100年史(舞台) 2014, p. 216.
5. 100年史(舞台) 2014, p. 297.
6. 100年史(人物) 2014, p. 198.
7. 100年史(人物) 2014, p. 199.

参考文献

• 編集：森照実・春馬誉貴子・相井美由紀・山本久美子、執筆：國眼隆一『宝塚歌劇90年史　すみれの花歳月を重ねて』宝塚歌劇団、2004年4月20日。ISBN 4-484-04601-6。
• 監修・著作権者：小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて（舞台編）』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3。
• 監修・著作権者：小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて（人物編）』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0。