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香港と台湾の俳優、映画監督 (1942-2014) ウィキペディアから
午 馬(ウー・マ、1942年9月22日 - 2014年2月4日[1])は、香港・台湾の俳優、香港・台湾の映画監督、本名は馮宏源もしくは姓名判断にのっとって馮午馬。中華人民共和国天津出身。
1959年に香港に移住し、1963年にショウ・ブラザースに入社。1964年、『花木蘭』で俳優デビュー。張徹 (チャン・ツェー)、胡金銓 (キン・フー)両監督の作品に出演する一方で助手を務め1970年に監督としてデビューした[2]。1975年にショウ・ブラザースからゴールデン・ハーベストに移り脇役として活躍する。
日本では1980年代から1990年代の香港映画には欠かせない俳優として知られている。気の良い好人物役を得意とするが、『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』シリーズのイン(燕)道士役と、ジャッキー・チェンと共演した『奇蹟/ミラクル』の爺やチャン(張)役では、一転して従来の彼の持つコミカルな持ち味を最小限に抑え、重厚にして柔軟な人間臭さを表現している。また、『風の輝く朝に』でのギャングのボスなど希に悪役を演じる事もある。『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』の大ヒットで、ヒロインのスーシンを演じたジョイ・ウォンが同作の亜流映画に数多く主演した様に、彼も道士での亜流映画に数多く主演するが、中でも自ら演出した『画中仙』では再び共演をしている。
1970-1998年の間に40本の映画作品を監督。初期のころは恩師である張徹と共同監督作を何作か手掛け手堅い演出をしている。日本でも何本かビデオ化されていて、監督としての活躍を垣間見ることが出来る。1987年に『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』のイン道士役で第24回台湾金馬奨の助演男優賞を受賞した[3]。その後も香港を拠点に香港・台湾映画やドラマに出演し活躍を続けていた。
「2014年2月4日午前2時に肺ガンのために死去した」と夫人により発表された。
逝去後、夫人がマスコミに
『ガン判明後も家族といるよりも撮影現場にいたり、友人たちと過ごす方を選び、出演し続け、彼も嬉しかったと思います』
との談話を発表し、また、『プロジェクトA2』の署長役や『省港旗兵・九龍の獅子』(日本未公開 ビデオ 1983 陳欣健原作・脚本、ジョニー・マック監督)や『迷宮少女/サイキック・ガール』(日本未公開 ビデオ 1985 レオン・ポーチ監督・主演、サリー・イップ主演)の主演で知られ、『チャイニーズ・ゴーストストーリー』でもイン道士のライバルであるハー(夏)道士を演じ、公私ともに深く付き合いのあった林威(ラム・ウェイ/デビッド・ラム)はその死を悼み、夫人たち遺族をサポートして行く旨を語った。[4]
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