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『勇者30』(ゆうしゃさんじゅう、Half-Minute Hero)は、2009年5月28日にマーベラスエンターテイメントから発売されたPlayStation Portable用のゲームソフト。
ジャンル | 超速RPG |
---|---|
対応機種 |
PlayStation Portable Xbox 360(Xbox Live Arcade) Microsoft Windows |
開発元 | オーパススタジオ |
発売元 | マーベラスエンターテイメント |
人数 | 1人~4人 |
メディア |
[PSP]UMD [XBLA]ダウンロード販売 [Windows]ダウンロード販売 |
発売日 |
PSP 2009年5月28日 2009年10月13日 2010年2月19日 2010年3月19日 XBLA 2011年6月29日 Windows 2012年9月27日 |
対象年齢 |
CERO:A(全年齢対象) ESRB:E10+ PEGI:12 |
2011年6月29日にはXbox Live ArcadeでXbox 360版の『HALF-MINUTE HERO -Super Mega Neo Climax-』が配信開始された。
2012年9月27日にはValve社のゲーム配信サービスであるSteamで『Half Minute Hero: Super Mega Neo Climax Ultimate Boy』が配信開始された。
フリーゲームの『三十秒勇者』が元となっている。ジャンル名は「超速RPG」。4つのゲームが収録されており、いずれも基本的に30秒という短い時間で目的を果たす内容となっている(ただし時間を巻き戻すと言った手段はある)。
500年もの永きに渡り繰り広げられてきた人類と魔王との壮絶な戦いの物語を4つの異なる視点から描く。
高見沢俊彦を始めとし、作曲者やイラストレーターなどの数々のクリエイターが参加している。また、ゲーム内のアイデアを一般から募集していた。マップやキャラクターなどは、主要キャラのイベント挿絵を除き、全てレトロゲームを思わせるドット絵を拡大したものとなっている。
2011年8月4日には続編として『勇者30 SECOND』が発表された。
これらのシナリオは全て同一の世界を舞台としており、それぞれ違う時代の出来事を描いている。 一見、シナリオ間の関連はあまり無さそうだが、シナリオをクリアしていく事で繋がりが見えてくる。
時間がなくなってきたら、時の女神にお祈りをすることで、30秒まで(「王女30」は捧げた金額に応じて)時間を巻き戻してもらえる。ただし有料であり、「勇者30」では時間を戻すたびに要求される金額は高くなっていく。「魔王30」は巻き戻す度に有り金(そのステージ内で溜めて所持している金額)を全て取られる。但し、「騎士30」は他とは逆の、時間切れまで耐え抜くルールなので、このシステムは存在しない。
ジャンルはロールプレイングゲーム。魔王が世界を滅ぼす呪文を唱え終わるまでの30秒以内に魔王を倒す。一定歩数に達すると敵とエンカウントする方式を取る。
時代は女神暦100年。女神歴とは、時の女神と超魔王の戦いを紀元とした紀年法である。
レベルを上げ、装備を整え、町の人の頼みをきく……などのRPGでよくあることを、全て30秒以内にやらなければならない。が、町にいる間だけは時間が止まる。高難易度モードの場合は町中でも時間が流れる。
勇者の行動次第でステージが分岐する事もあり、分岐点全てを含めると全51ステージに及ぶ。分岐点を考えず、ステージ1から最終ステージまでを結ぶと、その合計は30となる。また、サブイベントや隠しアイテムが多数盛り込まれている他、それぞれのステージには取得出来る称号が二つ用意されており、それらを模索する楽しみ方もある。
ステージ開始前に入手済みの装備品を自由に選択出来るが、挑戦するステージよりも後のステージで入手した装備品はタイムパラドックスを防ぐ為に装備不可能。
『ヴァルハラナイツ2 バトルスタンス』とのコラボレーション企画として、「勇者30」モード内に『ヴァルハラナイツ2』を模した隠しステージも登場している。このステージのみ、タイトルが「ヴァルハラナイツ30」に変わる。仕事を請けて資金を稼いだり、パーティ編成をしたりと必須行動が多く、マップも広大であり、難易度は高い。
ジャンルはシューティング。門限までの30秒以内に、王様の病気を治すための薬草を取りに行く。
時代は女神暦300年。勇者、魔王の時代よりも未来である。
道中現れるモンスターを兵士たちとともにボウガンで倒しながら進み、目的を果たし、門限までに城に戻ればステージクリアとなる。ダメージを受けると兵士が脱落して行き、スピードが落ちる。ステージ内には赤いカーペットが配置されており、その上に乗っている間は時の女神が金を回収するので、時間が巻き戻る。ステージ内に存在する妖精に触れると、一定時間全方向攻撃や地形無視などの恩恵を受ける事が出来る。
メインミッションの他にサブミッションも存在し、クリアする事でボウガンを強化するなどの恩恵を得られる。このシナリオはメイン、サブの全てステージの合計が30である。
ジャンルはリアルタイムシミュレーション。魔王の弱点である太陽が昇るまでの30秒間で、操られた人間たちを倒していく。
時代は女神暦200年。勇者が大魔王を倒した100年後。
モンスターを召喚し、敵を倒していく。召喚するモンスターと敵には3すくみの関係があり、相手に対して強い関係にあるモンスターを召喚していくこととなる。パワータイプはスピードタイプに強く、スピードタイプはショットタイプに強く、ショットタイプはパワータイプに強い。
魔力を表す魔法陣ゲージが表示され、そのゲージが多い程強いモンスターを召喚出来る。ゲージはモンスターを召喚すると減り、時間と共に増える。魔王が敵の攻撃を受けると魔法陣が小さく(ゲージの最大値が減る)なり、弱いモンスターしか召喚出来なくなる。ステージには金の樽が設置されており、触れると持ち金全てと引き換えに時間が巻き戻る。また、敵の攻撃で減った魔力も最大値まで回復する。ステージクリア時に残っている金額は貯金され、一定値まで溜まると女神エステを受けて魔王の美しさに磨きがかかり(レベルアップ)、魔法陣が大きくなる。
サブストーリーをクリアすれば四天王も召喚可能になる。それぞれが周囲攻撃や敵の動きを止めたりなどの効果を持つ。また、「王女30」同様、全てのステージの合計が30である。
ジャンルはアクション。賢者を守る騎士となり、賢者が呪文を唱え終わるまでの30秒間守り抜く。このモードは最初からは選択できず、他の3つのモードをクリアすると出現する。
時代は女神暦500年。時の女神の消失によって荒廃した世界が舞台。
賢者を連れながら逃げたり、罠を仕掛けたり、時には自ら戦う事でモンスターの足止めをする。ステージ内に落ちているものは殆どが使用出来る。例えば、枝や折れた剣なら武器になり、石なら投げつける事が可能。モンスターにダメージを与えると気絶し、石と同じように持ち上げて投げる事が出来る。
賢者は連れて歩く事が出来るが、その間は集中が出来ず、カウントダウンも止まってしまう。ステージ内に設置された聖域に賢者を連れていくと呪文を早く唱える事が出来る。騎士のHPが0になると魂になってしまうが、賢者のところに行けば蘇ることができる。騎士にはスタミナが設定されており、走ったり重い物を持って移動すると減少し、無くなると転んでしまう。スタミナは時間と共に回復する。賢者のHPが無くなるとゲームオーバー。
ステージ前には寝る間を惜しまず罠を作る事が出来、騎士のレベルが高い程、罠製作に掛ける時間が少なくなるのでより多くの罠を作る事が出来る。しかし、寝る時間が少ないと騎士のHPも少なくなるので、次のステージの内容を把握して戦略を立てる必要がある。
「騎士30」をクリアすると、そこから連続する形で出現する本作の最終シナリオ。勇者を再び操作し、最後の戦いに挑む。システムは勇者30と同一だが、時間を巻き戻す事は不可能。
超魔王の復活により時空が歪み、崩壊まで300秒しか残されていない世界が舞台。
その名の通り、300秒以内に最終ステージを攻略し、立ちはだかる中ボスを倒し、最強の装備を揃え、勿論レベルを上げて最終ボスを倒さなければならない。このモードでは王女、魔王、騎士と言った各モードの主人公が集結し、勇者と共に最終決戦に臨む事となる。クリアするとグランドフィナーレを迎える。
この最終ステージは女神歴500年から元年よりも遥かに過去の古の時代までの5つの大陸に分かれており、60秒が経過する毎に未来の大陸から順に時が止まっていく。従って、遅くともそれまでには次の大陸に到達しなければならない。装備は至る所で様々な種類が販売されているが、時間は限られている為、装備品の取捨選択が重要となる。また、他モードの成績によっては最深部に最終ボスよりも強い隠しボスが配置される場合もある。
エンディング後に出現する隠しモード。ジャンルは「超光速RPG」。レトロゲームの理不尽な難易度を意識しており、僅か3秒の制限時間でクリアを目指すと言うシビア過ぎるシナリオである(時間を巻き戻す事は可能。と言うよりそれが無ければクリア出来ない)。イベントらしいイベントは無く、マップ自体も小さいが、3秒しかないので瞬時の判断力と操作性が求められる。クリアするとおまけ要素が解禁される。
各モードの主人公の名前は変更可能。
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