公権力横領捜査官 中坊林太郎
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『公権力横領捜査官 中坊林太郎』(こうけんりょくおうりょうそうさかん なかぼうりんたろう)は、原哲夫による日本の漫画作品。1998年10月号より『BART3230』(集英社)に連載されたが、掲載誌の休刊(2000年4月号)と同時に打ち切りとなった(ストーリーは完結している)。監修:佐高信。
日本経済が混迷を極め続ける頃、先進国の首脳たちは日本経済の回復、ひいては世界経済の安定のため、強権を発動し公権力横領罪法を制定させる。様々な特権を持つ公権力横領取締室による調査の元、公権力を乱用し私腹を肥やした者には最低5年の懲役、加えて財産没収という、憲法違反ギリギリの時限立法である。
その公権力横領捜査官の一人、中坊林太郎は、とんでもない強引な手段で銀行や政治家を相手取り、不法な財産を没収していく。
時限立法「公権力横領罪法」により設立された、内閣官房直属の汚職取締機関。捜査官は公務員身分ではなく、職務で回収した裏金の1/10を報酬として与えられる、いわば現代の賞金稼ぎ。司法取引、証人保護プログラム、銃発砲、SATや自衛隊の動員等の様々な特権を与えられている。
日本国内店舗数300、日本国外店舗数27を誇る大手都市銀行。東陽銀行と西部銀行の合併により誕生。以前は生え抜きの社員たちによって健全な経営がなされていたが、バブル以降は大蔵省(当時)・日本銀行からの天下りが経営陣の主流となり、政治家や彼らと癒着している企業の財布代わりになっていた。天下り組による乱脈経営がたたり、公的資金による救済が必要な状況にまで追い込まれているが、危機感を持つ行員はほとんどいなかった。
東西銀行の成立時に合併前の不良債権を全て買い取り、掃き溜めになることで経営陣に深く食い込んだ。
スーパー・プレイボーイ・コミックスから全2巻で単行本が発売された。また、ゼノンコミックスから再版されている。
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