八箇峠道路
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八箇峠道路(はっかとうげどうろ)は新潟県十日町市の八箇ICから南魚沼市の余川ICに至る国道253号の延長8.5キロメートル (km)の自動車専用道路である。
新潟県南西部の上越市を中心とする上越地域と十日町市・南魚沼市を中心とする魚沼地域を相互に連絡する地域高規格道路上越魚沼地域振興快速道路の一部を構成する。
現道の国道253号は、魚沼丘陵部において道路の幅員が狭く線形不良や一般通行規制を抱える八箇峠を通過しているため、特に冬場の降雪時には自動車の走行に危険を生じている。また、異常降雪時には交通規制が生じ、経済活動等に影響を与えている。このような降雪・積雪による危険を排除し、十日町・南魚沼の相互連携、関越自動車道六日町ICへのアクセスを強化することによって地域の発展や日常生活の向上が期待されており、地域高規格道路 上越魚沼地域振興快速道路 八箇峠道路(一般国道253号)として事業が進められている。
2017年(平成29年)11月25日に八箇IC - 野田IC間が開通した[1]。なお、従来の国道253号八箇峠は開通に伴い、八箇トンネル西口 - 新潟県道560号田沢小栗山線交点が十日町市・南魚沼市道八箇トンネル線、田沢小栗山線交点 - 新潟県道478号平石西ノ裏線交点が新潟県道560号田沢小栗山線、平石西ノ裏線交点 - 国道253号交点が南魚沼市道余川上ノ原旧国線に変更となり八箇IC - ムイカスノーリゾート入口(平石西ノ裏線交点)が冬季閉鎖区間に移行した[2]。2021年(令和3年)3月30日には、八箇ICから八箇トンネル西口の旧道も国道指定を外れた[3]。
八箇峠道路のパンフレットデータ[4]に基づく起終点などは次のとおり。
2005年(平成17年)に整備計画を変更した。当初はトンネル部分を5 kmとし4車線道路とする計画であった。しかし、峠部分に広がる西山層と呼ばれる地盤地帯で、ガスや水の湧出等による難工事が予想されたため、事業費と工期を考慮し、ルートを変更。西山層を避けてトンネルを掘削することになり、トンネル部分が3 kmに短縮された。通行量の観点からは暫定2車線(4車線)から恒久2車線に変更されたが、設計速度は80 km/hのまま据え置いた。また、八箇IC(仮称)の位置を変更し、新たに野田ICを追加した。[8]
南魚沼市長の井口一郎は、2017年度(平成29年度)の開通予定を前倒しして、魚沼基幹病院の開院する2015年(平成27年)6月までに開通させられないかと、国土交通省へ打診した事が報じられた[9]が、前倒しは実現しなかった。
施設名 | 接続路線名 | 経緯 | 所在地 |
---|---|---|---|
国道253号 上越魚沼地域振興快速道路(十日町道路 上越方面) | |||
八箇IC | 国道253号(現道) | 北緯37度04分56秒 東経138度48分18秒 | 十日町市 |
野田IC | 県道521号欠之上五日町線 | 北緯37度05分35秒 東経138度52分23秒 | 南魚沼市 |
この間未開通 | |||
六日町IC(仮称) | E17 関越自動車道(予定) | 北緯37度04分44秒 東経138度52分34秒 | |
余川IC(仮称) | 国道17号 六日町バイパス(予定) | 北緯37度04分35秒 東経138度52分35秒 |
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